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棒2


【棒2のイメージ】

・正位置

左手に棒、右手に地球儀らしきものを持った人物がいます。
彼が立っている場所は、どこかの城壁です。
棒エースで描かれた城と思った方は、直感力があると思います。

彼は川を渡り山を越えて城まで到着したのです。
そこで彼の視線の先は一体何でしょうか?
手元の地球儀ではなく、遠い先を見ているように感じます。

城壁から見える背景は、これからの道のりです。
そう感じるのは、彼が向いている方向から判断できます。
言い換えれば、彼の視界に入っているからです。
仮に彼が歩んできた道のりであれば、彼の背後にそれはあるべきです。
城の近くは家があるので、その付近は移動しやすそうです。
しかし、目の前は海か湖があってそのまま進めませんし、迂回するにもその先には山が連なっています。

左手に持っている棒は、次への目標や決意です。
右手に乗せている地球儀は、彼の考えです。
地球儀=世界ですから、解釈としては世界のカードを連想させますね。
ここでは、何らかの結論に達しているということだと思います。
彼の中に迷いはありません。

左側の棒の下にある城壁には、薔薇と百合が描かれています。
この組み合わせは、法王のカードで出てきています。
法王のカードでは、信者の背中=意識ですね。
ここでも全く同じ意味です。
つまり、情熱であったり純粋な思いです。
彼の次の目的に対する考え方や意識です。

一方右側の棒ですが、これは今彼が立っている城へ到着するという意識です。
達成された目的なので、城壁に固定されています。
この棒は、もう彼が手にすることはないでしょう。
そして、心もち彼の背後にあるようにさえ見えます。
左側の棒と異なり、右側の棒付近の城壁に薔薇と百合が描かれていないというのも目的が達成されたことを示しています。
彼の意識は、もう次に向かっています。
この城には、恐らく長く留まらないように感じます。

・逆位置
次の目標が不明確である可能性があります。
この城に到着したものの、あまりにも疲れてしまっているということもあり得ます。
動こうという気持ちが出てこない状態です。

【棒2のカードを理解する上で重要なポイント】
・彼が手にしている地球儀と棒とその下に描かれている花
・城壁に固定された棒

代表的な棒2の意味です。

【正位置】
次への目標、向上心、区切り、整理

【逆位置】
不安、やる気が低い、過去に縛られる、次の目標が見えない

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