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北区の戦略的資産?荒川緑地の魅力向上について

みなさんこんにちは!さいとう尚哉です。今日は「荒川緑地の魅力向上について」というテーマについて議論したいとおもいます。

ここ数年のアウトドアブームの背景には、新型コロナウイルス感染症による屋外空間の再発見や体験消費の流行等がありますが、根底には人間が自然に回帰しているというマクロトレンドがあるとおもいます。

こうしたマクロトレンドにあわせるかのように、全国各地の基礎自治体は自然資源の有効活用を推進しています。森林から湿地にいたるまで自然資源は多岐にわたりますが、近年活用が深化している自然資源のひとつに水辺空間があります。例えば国土交通省が基礎自治体と推進している「かわまちづくり制度」は、水辺空間を有効活用することで都市の魅力を向上させるための制度になります。

当該制度の背景にあるのは、河川空間のオープン化を推進しようとする国の規制緩和です。

河川敷地の占用は、原則として公的主体(地方公共団体等)に限
られており、営業活動を行うことはできません。

しかし「河川空間を積極的に活用したい」という要望の高まりを
受け、平成23年に河川敷地占用許可準則(以下、「準則」とい
う。)を改正し、一定の要件を満たす場合には、特例として民間事
業者等も営業活動を行うことができるようになりました


これを「河川空間のオープン化」といいます。

その後平成28年には、安定的な営業活動を行うことが出来るよ
うに準則を改正し、民間事業者等による占用許可期間を「3年以
内」から「10年以内」に延長しました


本事例集は、全国における様々な河川空間のオープン化の事例を
とりまとめ、広く知らせることで、地方公共団体や地域住民、民間
事業者等の多様な主体による河川敷地の一層の活用に資することを
目的としています。

国土交通省水管理・国土保全局

https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shigenkentou/pdf/jirei_kasenkukan_2107.pdf

北区でかわまちづくりを推進するならば、もちろん荒川緑地が対象となります。既に荒川緑地にはBBQ場や野球場等が存在しており、たくさんの北区民に愛されています。私も愛犬と散歩したりしていると「荒川緑地最高!」という気持ちになります。

一方、荒川緑地はまだまだ魅力を高められポテンシャルもあります。例えばBBQ場の進化(ex. 豊洲ぐるり公園手ぶらBBQ広場)、河川敷を眺めながら食事等できるレストランの整備(ex. スターバックスコーヒー二子玉川公園店)、ドッグランの新設(ex. 代々木公園)、イベントの実施(ex. 焚き火体験、クラフトビールフェス)、魅力施設の誘致(ex. キャンピングオフィス、スケートボード場)などのアイデアがあります。

こうしたアイデア、実現するにはいろいろなハードルを突破しなければなりません。例えば、荒川緑地は河川管理者である国が北区が占用許可を出しているので、国と密接に連携できる組織体制が必要となります。また、河川敷の有効活用についてはいくつかの要件があるため、要件に合致した提案をしなければなりません(詳細についてはこちらの資料を御参照ください)。

いろいろなハードルはありますが、意志あるところに道あり。荒川緑地の有効活用は是非挑戦したいひとつのテーマになります。みなさんはどんなアイデアがありますか?自由闊達に議論しましょう!

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