路上喫煙対策!千代田区の先行事例を参照してみた
みなさんこんにちは!さいとう尚哉です。掃除する時間がなくて、物が散乱する自宅になりつつあります…。いろいろ置きすぎて、テーブルは面積の10%くらいしか使用できません笑 さて、今日は「路上喫煙対策!千代田区の先行事例を参照してみた」というテーマで議論したいとおもいます。
北区ではたくさんの路上喫煙対策を実施してきました。例えば『東京都北区路上喫煙の防止等に関する条例』では赤羽・王子・板橋・田端の4駅周辺が路上喫煙禁止地区に設定されており、同地区にある店舗にも路上喫煙防止の協力を要請するなどしてきました。他にもいくつか路上喫煙対策が実施されています。
ポイ捨て防止キャンペーンの実施
路上喫煙の防止等に関する啓発(ex. ポスター)
公衆喫煙所設置費等への助成, etc.
一方、路上喫煙はなかなかなくなりません。赤羽南で生活している一般区民の目線でも路上喫煙はたくさんあり、現在の政策では実効性が不足しているといえます。こうした現状については区議会でも問題提起されていますが、依然として実効性のあるものは立案されていません。
同様の問題に直面していた自治体が千代田区です。実は千代田区、路上喫煙で捨てられたタバコの本数を995本から20本まで減少させることに成功しています。「路上喫煙で捨てられたタバコの本数 ≠ 路上喫煙行為の回数」ではありますが、捨てられたタバコの本数推移をみれば、おそらく路上喫煙行為もかなりの程度減少したものと推論できます。いずれにせよすさまじい実効性です。
千代田区には『安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例』という条例があり、路上喫煙地区における路上喫煙行為には2,000円の過料が課されます。
しかも抑止効果に留まることなく、千代田区は過料を徴収することに積極的であり、路上喫煙過料処分件数を公表することで情報公開責任も果たしています。ホームページでは過料を徴収することに積極的になるまでの葛藤等が記載されており、過料徴収について説明しようとする姿勢にも共感がもてます。
一方、北区には路上喫煙禁止重点地区で路上喫煙した場合に2,000円以下の過料を徴収することができるというルールはありますが、同地区に指定された区域がないため実質的に過料はありません。
誤解いただきたくないのですが、私は過料徴収はかなりエキストリームなことだとかんがえています。可能であれば過料がなくても路上喫煙問題が解決されればとおもいます(ex. 地元商店との連携、広さのある喫煙所の整備)。一方、実効性のない政策を継続していても意味がないので、本気で解決するのであれば過料徴収もひとつの選択肢かもしれません。
路上喫煙問題、あなたならどう解決しますか?
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