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Beyond Stations構想!駅の未来は可能性が無限大

みなさんこんにちは!さいとう尚哉です。昔勤務していた会社の上司から、よく「現実の視点と理想の視点を持ちなさい」と御指導いただいていました。現実を直視しなければ、物事は前進しません。一方、理想がなければ、前例踏襲ばかりになります。両者をあわせもつことで、はじめてこれまでにない未来を創造できると御指導いただいていました。今日は理想の視点にもとづいて、「Beyond Stations構想!駅の未来は可能性は無限大」というテーマについて議論したいとおもいます。

北区の最重要パートナーのひとつにJR東日本があります。日本では「東急電鉄×目黒区」「小田急電鉄×世田谷区」というように、鉄道会社が沿線開発に影響力を持っています。北区には東京メトロや都電も運行していますが、赤羽駅や王子駅、田端駅等のターミナルを管轄しているJR東日本の影響力は圧倒的です。

そんなJR東日本ですが、Beyond Stations構想というビジョンのもと駅機能の多様化を推進しています。中期経営計画の『変革 2027』で提示されたビジョンで、デジタル技術を活用しながら、駅を「交通拠点」から「集まる場所」へと変革することを目標にしています。既に秋葉原駅や八王子駅等で実現にむけて施策展開がなされています。

JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「変革 2027」における「くらしづくり」の実現に向けて、「Beyond Stations構想」を推進します。ヒトの生活における「豊かさ」を起点として駅のあり方を変革し、「交通の拠点」という役割を超えて、駅を“つながる”「暮らしのプラットフォーム」へと転換します。
○社外パートナーと共創しながら、リアルな交流拠点の強みを活かし、駅を「新たなビジネスを創発する拠点」へと変えていきます。駅の持つ可能性をさらに拡げ、新たな収益確保と価値創造を実現します。
○具体的には、「新しい事業領域を創造するサービス」として、社会課題を解決する人財の育成を目指すエキナカカレッジを開校します。加えて、エキナカにOMO*モデルの店舗の展開や、JRE MALL・エキナカで購入した商品を駅の改札などで受け取りができるサービスを開始します。また、「新しい移動を創造するサービス」として、通勤定期をお持ちのお客さまに向けて、コーヒー・駅そばの飲食に使えるサブスクリプションサービスや、シェアオフィスの割引サービスのトライアル展開を行います。
○上野駅、秋葉原駅、八王子駅を、「Beyond Stations構想」を象徴的に体現するモデル駅として整備 を進め、JR東日本エリアにおいて順次展開します。今後も「スマート健康ステーション」「メディアステーション」など新たなサービスを創造し、本構想のさらなる発展に向けた取り組みを推進していきます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000295.000017557.html

多種多様な事例のなかに、シェアオフィスの整備があげられています。例えば赤羽駅がリニューアルしてシェアオフィスが設置されたら最高だとおもいませんか?全然関係ありませんが、私は下北沢にあるTSUTAYA BOOKSTOREのように、ビールを飲み放題できるシェアオフィスがほしいです。(こうした「あったらいいな」を実現するのも区政の役割だとおもいます。)

Beyond Stations構想ではDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する施策例が多数掲載されています。一方、例えば赤羽駅等はインフラ(ex. シェアサイクルポート、自転車駐輪場、屋根のあるバスターミナル)もふくめて駅環境を整備することで、相乗効果を発揮できるとかんがえています。

実際に駅環境を整備するとなると権利関係等の課題に直面します(前述した「現実の視点」が求められます)。しかし、それが区民の生活満足度を高めるのであれば、北区は挑戦すべきです。なによりJR東日本のような民間企業を北区の最重要パートナーのひとつとして認識し、民間感覚で会話ができる行政になることが必要となります

今日は「理想の視点」にもとづいて議論をしました。夢物語におもわれるかもしれませんが、夢物語を実現してきた民間企業はたくさんあります。ソニーもトヨタも、理想を追求しつづけたからこそ現在があります。だから行政でもできるはず!「理想の視点」にもとづいて、みんなが実現したい北区を教えてください。


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