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無限の可能性がある「行政×デザイン」

みなさんこんにちは!さいとう尚哉です。クリスマスが終わると年末感が増してきますね。東京出身ですが、この時期になると中島みゆきの『帰省』を聞きたくなります。さて、今日は無限の可能性がある「行政×デザイン」というテーマについて議論したいとおもいます。

数年前、ビジネスの世界でデザインが大流行しました。

  • 洗練されたデザインでiPhoneのような革新的商品を創造するApple

  • 米国のコンサルティング会社であるIDEOが構築したデザイン思考

  • デザイナーによる経営改革(ex. 佐藤可士和 × ユニクロ)

多種多様なシーンでビジネスにおけるデザインの可能性が議論され、「これからのビジネスに必要なのはデザインだ!」と声高に主張されてきました。伝統的な大企業である富士通等でもデザインセンターが設立され、ビジネスにおけるデザインの活用推進は成熟期をむかえています。

このデザインのパワー、行政機関にこそ必要だとかんがえています。漏れなく情報発信することが1番のミッションである行政機関では、情報発信は記述的になりがちです。一方、記述的な情報発信は一般区民の立場からすれば「わかりづらい…」となりがちで、こうした場面でデザインのパワーを活用できます。

例えば渋谷区の子育て支援施設のホームページを参照してみました。渋谷区では「安心して妊娠・出産・子育てができるよう保健師を中心に渋谷区がサポートを行う仕組み」として渋谷区子育てネウボラを新設しました。当該施設のホームページを参照してみると…

おお、なんだか利用したくなる雰囲気!施設そのものが魅力的ということもありますが、余すことなく魅力を表現できているデザインも評価できます。一方、北区の子育て支援施設のホームページはデザインのパワーを活用する余地がありそうです。

思いつきで物事を改革することには断固反対ですが(混乱を発生させるだけなので…)、ビジョンや目標等を定義したうえでデザインの組織的活用を推進できれば、北区は非連続的に進化します

「行政 × デザイン」で無限の可能性を追求していきましょう!

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