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増えない人口?北区の人口増加率を分析してみた

こんばんは!さいとう尚哉です。いろいろな駅で街頭演説していると、駅ごとのバイブスを楽しめることに気づきます。赤羽駅(赤羽)は三男気質。声かけてくれる人もイケイケドンドンです。板橋駅東口(滝野川)は長男気質。落着いていて包容力のある雰囲気です。異なる魅力を堪能できるビュッフェのような街、それが私達の北区です!さて、今日は「北区の人口増加率を考えるという」というテーマで記事を書きたいとおもいます。

人口減少は解決しなくてはならない喫緊の課題です。人口が減少すれば経済は衰退します。人口減少を解決できない結果、活気ある商店街がシャッターストリートになる事例も現在進行形で多数観測されています。

幸いに東京23区は人口が増加していますが、各種分析(ex. 国立社会保障・人口問題研究所、東京都政策企画局)によれば2025年~2035年には人口のピークを記録するとのことです。その後は東京23区でさえも人口減少の影響を受けることになります。

東京23区の人口増加ですが、立役者は千代田区・中央区・港区・江東区の4区です。なかでも中央区は1995年から2021年にいたるまで人口か2.31倍(72,794人→170,583人)に増加しており、区民税は毎年5%(20億円相当)成長しているとのことです。

背景にあるのはもちろん容積率の緩和です。これにより勝どきや豊洲等の湾岸地域が縦方向に再開発され、著しい人口増加を記録しました。

一方、北区の人口はほとんど増加していません。1995年から2021年にいたるまで、北区の人口は1.06倍(331,613人→353,105人)しか増えていません。これは東京23区の1.19倍よりも低水準です。ちなみに北区には北区人口ビジョンがあり、一定程度評価できます。しかし、不足しているのは他地域と比較してどのように北区の競争優位性を確立するかという戦略論です。人口はゼロサムゲームであり、北区に定住しなければ他地域に定住します。であるとすれば必要なのはビジョンを提示することではなく、どのように競争優位性を維持するかという戦略を構築することです。

現状を正確に理解すること。それが改革の第一歩です。であるとすれば、北区に必要なのは人口が増加していないという現状を直視することです。そうした現状を理解することで、改革を推進することが可能となります。

北区の人口問題。皆様も是非御意見いただければとおもいます。

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