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【交通】北区のシェアサイクルポート数が2倍以上に!

みなさんこんにちは!日本維新の会、北区議会議員のさいとう尚哉です。

北区議会議員に当選して約10カ月が経過しました。北区役所の第一庁舎に勤務しているのですが、赤羽南の自宅から自転車で通勤しています。会社員時代は電車で通勤していたので、人生でこれほど自転車を使用するとは想像していませんでした…!

さて、そんな自転車について皆様からよくいただいてきた御意見があります。それは…「北区にはシェアサイクルがなさすぎる!」という御意見です。

体感としても北区にはシェアサイクルがほとんどなく、中央区や港区等の都心地域を訪問すると「なんでこんなにシェアサイクルがあるのだろう…?」と疑問に感じていました。北区は都心地域ではないからという御指摘もあるかもしれませんが、調査してみると足立区や板橋区等の周辺地域と比較しても、北区はシェアサイクルが普及していないことがわかりました。

そこで担当課と協議すると、①これまで北区はシェアサイクルポートよりも駐輪場の整備を優先してきたが②シェアサイクルに需要があることは平均利用回数等を参照するとシェアサイクルには需要があるといえるということがわかりました。

シェアサイクルの推進は選挙公約のひとつでもあることから、シェアサイクルのポートを増加させるよう2023年第2回定例会の議会質問で提言しました。北区議会の会議録を引用したので御参照ください。

二〇二三年六月十二日、東京都の北部で積極的に事業展開をしているHELLO CYCLINGのホームページを参照したところ、足立区には百四十のシェアサイクルステーション、板橋区には百八十六のシェアサイクルステーションがあることが確認できました。一方、北区には二十七のシェアサイクルステーションしかありません。  シェアサイクルの普及については、北区議会でも再三質問されてきましたが、依然として、足立区や板橋区と比較して普及状況が限定的です。  懸念しているのは、二〇二三年三月十日に開催された予算特別委員会における発言です。理事者から、「区としましても、今後、電動キックボードやシェアサイクル、こちらの事業者から、区の公共スペースにポートを設置したいというような相談または要望があったら、個別に協議してまいりたいというふうに考えております」という発言がありましたが、要約すると、民間事業者から要望がなければ、北区としてはアクションを取らないということであり、これは山田区長が理想とする公民連携ではないと思います。  例えば、足立区は二〇二〇年、HELLO CYCLINGの事業者であるOpenStreet株式会社と協定を締結し、足立区シェアサイクル事業という実証実験を開始しました。実証実験という枠組みですが、実質的にはシェアサイクルの普及に向けたパートナーシップであり、シェアサイクルステーションの設置目標数等も設定されています。  また、二〇二〇年十一月のデータになりますが、当時の足立区では、シェアサイクルの一日当たりの平均利用回数は三百十回でした。一方、直近の北区では、シェアサイクルの一日当たりの平均利用回数は約四百五十回です。北区におけるシェアサイクルの需要の大きさがこれほどかということを示唆しています。これらを念頭に質問いたします。  一、北区でシェアサイクルを普及するに当たり、どのような課題があるか、見解をご教授ください。  二、現在策定をしている北区自転車活用推進計画において、シェアサイクルをただの検討対象ではなく、重要施策の一つとして位置づけるべきだと考えていますが、見解をご教授ください。  三、北区自転車活用推進計画の策定前から、HELLO CYCLING等のシェアサイクルの民間事業者と、シェアサイクルの普及に向けて協議を開始していただきたいのですが、見解をご教授ください。

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kita/SpMinuteView.html?council_id=625&schedule_id=3&minute_id=61&is_search=true

その結果、先般発表された『北区自転車活用推進計画(案)』で2種類の数値目標が設定されることになりました。シェアサイクル認知度を44.9%から80%以上に増加させ、シェアサイクルポート数を28カ所から80カ所以上に増加させるというものです。

ひとつ懸念があるとすれば、いずれの数値目標も「計画期間内の目標値」であるというところです。本計画の計画期間は10カ年であることから、10年しないとシェアサイクルポート数は80カ所以上にならない…なんてこともありえるかもしれません。こうした懸念については、引続きフォローアップしていきたいとおもいます。

シェアサイクルで自由自在に移動できる北区、みんなで創造しましょう!

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