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旬の野菜と記憶力-Ozekiで切ったもの#5

久しぶりのOzekiの投稿。
野菜を切る。詰める。積む。この連続にもだいぶ慣れてきている。

「白菜包むのうまくなってきたね」
これは小さいおっちゃん社員Kさんのことば。
「うちの社員のW越しちゃったね~」
白菜を、セロハンで包むのは難しい。セロハンで包まれた白菜、一度は見たことがあるだろう。でもよく見たことはないのでは。

切り目の白いところにはつなぎ目が来ていない。つなぎ目は、後ろの、葉の部分にある。
白菜の綺麗な切れ目を殺さずに店頭並べるための店側の工夫。
最初の頃はよく、つなぎ目の位置を間違った。

でも、つなぎ目の位置、これ自体は難しくない。問題は、いかに張って包むか、なのだ。せっかく白菜のの綺麗な切り口を、つなぎ目のない透明なセロハンで活かしても、セロハンがびろっとしていたら、きれいじゃない。それどころか、白菜がセロハンからずれおちる。

この、セロハンを張ることが難しい。下手に引っ張ると、セロハンが破れる。やり直し。(編注:白菜はのラッピングは、セロハンを巻き付けて、一周したら、熱い鉄板で端と端をくっつける。同じくらい熱くてとんがった派手、セロハンロールから切り取る。)

だから、うまくなったね。社員Wさんこえちゃったね。

嬉しい、でも白菜は毎回切る。一年中需要があるし、何より、今は旬だ。
キャベツだってそう。大根だってそう。しいたけ詰めも、その他も。
10月からやったたらもう慣れるわ。うまなるわ。

でも、一月に入って取り扱う量が急増した野菜は、そうはいかない。常に新しくて、包み方、切り方、詰め方がってるか不安で、社員さんに尋ねることになる。

「セリってこれであってましたっけ。」

先週やっても、覚えていない。だってセリにあたったの、二回目だもん。

旬の野菜に出会うたびに、記憶力が試される。
だから、Ozekiバイトに飽きることはないだろう。はじめて一年が経過することになる、来年の十月までは。

今日切ったもの、包んだもの、詰めたもの
・茨城産コリアンダー
・秋田産セリ
・アメリカ産オレンジ
・フィリピン産パイナップル
・長野県産ミニトマト
・茨城県産かぼちゃ


追伸:パイナップルは、カビがデフォルト。今日見た段ボール箱の12個のうち、三つはカビで腐っていて、捨てた。ゴミ箱に放られた三つのアナナス。感情を殺さないとやってられない。おいしそうだった。
2023.1.18 pm. 11:39

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