南瓜考量 -Ozekiで切ったもの#6
今日は、南瓜の話。冬の旬の野菜です。
Ozekiのバイトでは、白菜、キャベツ、大根、長芋、いろんなものを切って、ラップで巻いたり、プラスチック箱に詰めたりする。
人参やニラ、ねぎのように袋詰めだけの野菜、果物のように切らずにパック詰めだけのものもある。
でも、一番売れるのは、やっぱり包丁を通すもの(なべには白菜、キャベツ、大根)。味噌汁にれるもの、鍋に入れたいものは、スーパーではだいたい包丁を通して売られている。
冬の旬だから、南瓜もよく売れる。南瓜も、カットされて、1/4くらいのサイズで売られているのをよく知っていると思う。
でも、南瓜をカットする道具は、包丁ではない。固いから、包丁は通らない。
まず、断頭台をイメージしていほしい。上から刃が落ちてくる。あれが切れるのは、十分刃の高さが高く、位置エネルギーの変換で切れるからだ。でも、南瓜はもっと固い。刃を跳ね返す装甲を持っている。
そこで、てこの原理を使って切る。
力を込めて、えい、ずぼっ、すとっ。
切れるのだが、4等分は難しい。刃が垂直に通ってくれるとは限らない。だいたい切り目を上から見たら時計の5時の針みたいになってしまう。(切り込みの半分は上手くいく。ヘタを切るときに、ズレる。)
其の壱:力の入れ加減を考量
昨日も、失敗した。今回は時計の4時の針の形。致命的だ。
こういうときは、体積が大きい方を、同じくらい再カットしている。
4時形のかぼちゃ半分が2つ。
それを切って、角度小さめの1/4かぼちゃが4つ。
ふう、なんとか誤魔化せた。
其の弐:カットサイズを考量。
別の作業に移ってしばらく経った。僕が白菜カットで抜いた社員Wさんが近づき、片付けたはずのかぼちゃカット器を出してきた。
「今日は時間が遅いから、1/4じゃうれないよ。1/6とか、1/8にして、値段を下げて売るから覚えといて。」
時間が下れば、お客さんが減る。お客さんが減れば、需要量が下がる。均衡価格を下げないといけないのは当然だ。
かぼちゃ、考量。
今日切ったもの、包んだもの
栃木県産にら
和歌山産デコポン
愛知県産みかん
茨城産かぼちゃ
フィリピン産パイナップル
フィリピン産バナナ🍌
青果部に入って、初めてバナナと対面。
2023.02.06. P.M.14:50
昨日は包丁使わなかったなあ
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