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犯罪者は犯罪者=日本 犯罪者も人間=ノルウェー


日本の正義感は暴走している。


Twitterでアホな奴らが正義を振りかざし、大騒ぎしているのを見るとそう感じてしまう。


加害者、犯罪者を「加害をした、犯罪をした」という事実だけしかみず、"間違っていることをしている人間はどんだけ叩いてもいい"みたいな思考になっている人達が多すぎる。

加害者の背景にある"被害"にスポットライトを当てず"悪質な行為をした人間"に対して容赦なく正義の刀を突き立てる。


被害と加害は同根であると考えている。

加害者には加害に及ぶまでの原因や状況があり、その中に被害が潜んでいる。何も原因もなく加害者、犯罪者になる人間はいないと思っている。


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これは性依存症に悩む、男性を取り上げたニュースである。このTwitterのリプ欄をみて私はゾッとした。↓

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他にも「去勢しろ!」「タヒ刑にしろ!」「一生刑務所入ってろ!」 etc…

いかにも、低レベルで感情的に酔っているリプライが多数寄せられていて正直引いた。

「性依存症、性犯罪=病気」という考えがあまりにも浸透していない!


確かに犯罪は犯罪であり、起こした行動にはどんな理由があろうとも然るべき責任(罰金、禁錮、懲役など)は取るべきだ。

しかしながら、罪を犯した事実のみに目を向けて、その人自身の思想的背景やその行為に及ぶまでの過程を一切無視してその人全体を憎み、ぶっ叩く人間があまりにも多すぎる。

「罪を憎み人を憎まず」という言葉を知らないのだろうか?

「タヒね!」とか「去勢しろ!」とか言っている人間は自分が絶対正義だと思っているのか?自分は加害者にならないと思っているのか?

そう感じる。

もちろん性被害者の方のケアも必要だけど…

元のツイートのニュースはそう言う話をしていない、色んな状況の人がいて、色んなものの視点から見ることがクソリプをしている人には出来ないのだろうか?

できないからクソリプを送るんだろうな。


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この方の言うとおりである。

「タヒね!」などのクソリプを送ってる人たちは絶対的な正義でいじめているに過ぎないのだ!

性依存症者、性犯罪を犯してしまう人の複雑な心境や取り巻く環境を全く思考に入れず感情だけで物を言う。低次元で『悪と善』二極化した考え方しかできないアホどもなんだろうなと思う。

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不幸中の幸いは、このクソリプの嵐の異常性に気づいている方が少数ではあるがいるということである。

この方が言うように本当に日本は人権意識の低い国だなと思う。


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感情的なものに囚われない秀逸な意見である。

この方は性依存症者を"同じ人間"としてちゃんと捉えている。

法律は優秀な普通の人達が普通の価値観で作る。

犯罪=悪ではなく 犯罪=社会との価値観の違いやズレと考える。

こういう色んな視点から物事を考える事が、マイノリティな方々の理解を深める為の第一歩である。

こういう意見がリプ欄でも、もっと飛び交ってくれたらいいのになぁと本当に思う。


さて、話が少し横道に逸れてしまったので軌道修正していこう。


この一連のTwitterの流れを読んで今の日本人に必要なのは、犯罪=更生、治療という考え方であり、もっとこういう感覚を持ってもらわないと日本は本当にもっと生き辛い世の中になると思う。


私はノルウェーの犯罪に対する考え方が好きである。

↑正義感が暴走している日本人達にこのリンク先のブログを見て欲しい。

一部抜粋して紹介しよう。

↓ブログから引用

人が罪を犯したら、その人には罰を与えるのが正論。罰を与えることによって人は罪を犯さなくなる。多くの国ではそんな考えがあります。そして日本では、一番重い罰として死刑があります。こういった考えにより、思わぬ問題が起きています。罪を犯した人が葬られる場所、刑務所の不足です。あまりにも多い囚人の数に刑務所の数が足りていないのです。

〜中略〜

刑務所がなんのために存在するのかというと、罪を犯した人物が、社会復帰できるようにする場所です。そして犯罪抑止へとつなげていく。ノルウェーの考え方は、いかなる人間も人間である。ということ。

みなさんは犯罪を犯した人をどう考えるでしょうか。別物として考えていませんか。一般人と罪を犯した人に隔たりが出来てしまえば、その人は社会復帰さえもできない。ノルウェーでは犯罪外の一般人が犯罪者の声を聞くシステムも作られています。

↑ここまで


人間を人間として扱う←コレ当たり前。

罪を犯した人も"人"なんです!!

そして誰しもが犯罪の加害者になる可能性だって状況や社会的背景、環境次第ではあり得るんです!!

犯罪者や性依存症者も人間であるという事この部分が抜け落ちちゃったらダメなんですよぉ!

引用ばかりで申し訳ないがYouTubeにもいい動画があるのでリンク貼っときます!


結構昔の動画ですし、おそらく著作権侵害のものかも知れませんが…とても参考になります!(動画が消されていたらスミマセン)

「モンスターのような犯罪者に私は出会った事がない。どの犯罪者だって、近づいてみれば普通の人間なんです。生活環境を整えれば、必ず立ち直ります。」(犯罪学者 ニルス・クリスティー さん)


動画は長いので、〜10:45辺りまで観ていただけたら私が伝えたい事の全てが詰まってます。

冒頭の動画で出ていたノルウェー の参審員の方も「こうして犯罪者を目の当たりにすると誰が犯罪を犯してもおかしくないと思いました。」とおっしゃってます。

そうなんですよね、誰しもが犯罪者になる可能性があるからこそ生活環境が整えれば出しもが更生の余地はあるのです。

正義感が暴走している日本人達へ

ノルウェーの犯罪者も人間という考え方を見習って欲しい

そしてクソリプ送ってるクソどもはさっさとTwitterをやめて下さいね^_^
















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