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ショックを受けた時

これは常日頃に意識していることなのですが、
ショックを受けた時にどうするか。
それはその人次第です。

今回は能登半島地震がそれに当たります。
起こった当日はまだ現実を受け止めきれておらず、
翌日にニュースを見て、大きなショックを受けました。

住んでいた金沢市内も地盤沈下が起こったり、
輪島では大規模な火災が起こっています。

実は私にとって
石川県は非常に大切な場所です。

なぜなら私は金沢大学出身で、
まさに6年間過ごした場所で
今回の大地震が起こりました。

そして今回の震源地は、
思い出深い土地に非常に近いところでした。

大学6年生のとき、
友人が誘ってくれ、友人の地元の祭りに参加しました。
宇出津の《あばれ祭り》は、北陸でも有名な祭りで、
名前の通り猛々しい祭りであります。

東京出身の私にとって、
小学校から私立で電車通学であった私にとって、
地元とはあってないようなもの。

そんな中、
友人は地元とは何なのか。
大切にしている祭りとは何なのか。
実家に招待してくれ、
また地元の衣装をまとい、
また地域の住民に混じって
山車を担ぐこと体験させてくれました。

宇出津という小さな港町でしたが、
私はとても気に入りました。

非常に記憶に残っている思い出であり、
これがあったためか、
私は日本の地方が好きなのかもしれません。
そして石川県を第2の故郷として想っているのかもしれません。

私にとって石川県、
そして震源地に近い宇出津を含む輪島は
とても大切な土地なのです。

朝起きて、ニュースを見た時に、
友人の安否が気になりましたし、
そのご家族や市民の安否を考え、
思わず涙が出てしまいました。

さて、こんな時にどうたち振る舞うか。
この出来事にどのような意味を持たせるか。
これは自分自身で決めることができる。

多くの人と同じように、
このニュースに心を痛めることも同じです。
友人知人に想いを馳せるのも一緒です。
ただどう受け止め、どう行動するか。
最終的にはこれによって、結果が変わってきます。

そう私は勉強しています。

今回は大きく心が揺さぶられましたが、
さて自分はどう貢献できるか、
そう考えようとします。

ただ今回は自分に関係することなので、
しばらく考えられません。

そんなときはどうするか。

はい、筋トレです笑

心の痛みより、身近な体の痛みの方が、
気にかかるものです。

ダンベルを持ち上げます。
いつもキツいときは家族を想いダンベルを上げますが、
本日は石川の皆を想い、ダンベルを上げました。

まずは体が戦闘状態にあれば、
「よし、やれる!!」と気力が湧いてきます。
もちろん日々のルーティーンも欠かせません。

外傷外科医の私に何ができるか。
これは特に多くはできませんが、
災害の際、外傷外科医は病院に待機し、
救える命を救うことが仕事です。

しかしタイにいる私に何ができるのか。
医師としてではなく、
日本国民として、
海外留学者として、
できることをやろうと思います。

うーん、
物資は送ることができるかなと思います。
ただ石川の道を知る者として、
里山道が崩壊していたので、
最終的にいつ届くのかわかりません。

でももしタイから物資が届いたとしたら、
現地の人は少し嬉しい気持ちになるかな。
そんな妄想をしながら、
これから現地に必要であろう物資を送ろうと思います。

石川県の早期の安全確保と復興を願います。

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