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ニュートンにより捏造された世界 01

 “ハイパーループに関する思考実験”により反論の余地なく『加速することにより、エネルギーは増える』訳ですが、『理解はできるが、納得がいかない』あるいは『古典力学の、どこが間違えているのか?』などの疑念が、まず湧いてくると思います。その疑念に答えるために、以下を書いていきます。

01 概要

 1687年、『自然哲学の数学的諸原理』いわゆる『プリンキピア』が出版され、古典力学の基礎がニュートンにより築かれた、と思っておられる方が大半だと思います。しかし、本当にそうなのでしょうか。天文学も力学も、文字の発明以降、ニュートンの時代までに数千年の蓄積が有った筈です。中世以前、建築(築城)や土木、或は造船に関わる技術は、軍事技術の側面が大きかったのではないでしょうか。力学や強度計算に関する知識は、ニュートンの時代までに、かなり成立していたが、軍事機密として隠されていただけではないでしょうか。ここでは、そのような隠されていた技術が有ったと仮定し、それを『中世物理学』と呼ぶことにします。

 中世物理学とは、古代から中世にかけて、インドかイスラム世界、或はエジプト辺りで成立していたと思われる物理学(力学)のことです。要するにニュートン力学以前に成立していた物理学のことです。中世物理学が存在していたことを示す証拠は有りません。しかし、私には古典力学が『ニュートンが、元々有った物を改竄して作った物』としか思えません。

 アイザック・ニュートンが、中世物理学の2ヶ所を改竄することにより、キリスト教的(定常的)世界(物理学)を捏造したのです。

 ニュートンの功績として、万有引力を発見したことにより『天文学』と『力学』を統合して記述できるようにしたことがあります。ニュートン力学の『天文学』の分野では、“遠心力”が普通に記述されていますが、『力学』の分野(特に剛体の回転を取扱う辺り)で、“遠心力”項がほぼ全て欠落しているのです。この遠心力項の欠落が、ニュートンの改竄に依るものなのか、元々中世物理学で欠落していたものなのかは判りません。私個人としては、ニュートンの改竄に依るものだと思います。

 中世物理学は、反キリスト教的内容を含んでいたのかもしれません。ニュートンの改竄に依り、力学は定常的(エネルギーが保存される)内容と成り、物理学が学問として成立したのかもしれません。

02 第一の改竄

 コマの才差運動の説明です。才差運動による遠心力項が欠落しています。

 次のページの赤い矢印の方向に MhsinθΩ2 のモーメント力が作用しますが、記載されていません。黒枠内下から2行目に書かれているように ω≫Ω として、遠心力項を無視しているのかもしれません。少なくともこの答えは、理論解ではありません。ここに解り易い遠心力項を残しておくと、第二の改竄に気が付く人が出てくるかもしれないので、遠心力項を削除したのではないかと思われます。

新稿 物理学概説 上巻  多田政忠 編 第1版 より引用

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https://imainaotaka.hatenablog.com/entry/2022/10/08/143820

#エネルギー #フリーエネルギー #電気推進 

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