【競馬データ分析】競馬ブックのスピード指数と補正タイムの関係

Targetには、補正タイムという機能があります。
基準タイムで走破した場合を、100として、1秒増えるごとに、-1となります。
60秒を基準とするなら、61秒で走破した場合の補正タイムは、99となります。
その補正タイムに関する一考です。

補正タイム

こんにちは。伊川(@IkawaNaosuke)です。
血統、調教、スピード指数を組み合わせると何かいいことが起こりそうですね。
そんな考え方から、もう5年近く経っています。
Targetは、様々な機能がありますが、使いこなせていないのが現状ではないでしょうか?
私も、その内の1人です。
基準タイムを毎回ダウンロードしていますが、利用方法がわかりませんでした。
補正タイムならぬ、予想補正タイムを算出する方法です。

このブログはこんな人にお勧め

Targetの補正タイムの利用方法がわからない人
競馬を統計で攻略したいと思っている人
競馬ブックのスピード指数や、補正タイムに興味ある人

このブログを、読み終わるころには・・・・

ACCESS、Excel等で計算をしますが、複雑なことはやっていません。
回収率185%を体感できます。

スピード指数と補正タイムの相関関係

私は、スピード指数という考え方は好きなのですが、データベースのメンテナンスに料金がかかります。
つまり、基準タイムを結構な額で購入しなければなりません。
その点KOLデータ(競馬ブック)のスピード指数は、高額ではなく、利用価値があります。
血統判定ツールをさらに改良して、過去5走の補正タイムをACCESSへ取込できるようにしました。

補正タイムは、過去5走です。
KOLデータ(競馬ブック)のスピード指数は、過去の4走平均と、過去4走のデータが掲載されています。

今回利用するものは、

・Targetの過去5走の補正タイム
・KOLデータ(競馬ブック)のスピード指数
・KOLデータ(競馬ブック)の調教の短評
・KOLデータ(競馬ブック)調教タイム
・HIT指数(競馬最強の法則が提供)

以上です。

スピード指数と補正タイム 作業手順 その1 データを順番に並べてみる

画像1

上の図のように並べます。
一目瞭然で確認できるようにしましょう。

スピード指数と補正タイム 作業手順 その2 過去走の予想補正タイムを算出する

計算式
予想補正タイム1=(補正1×S指数_1)÷S指数平均

このように計算します。

画像2

これを、全部計算します。

画像3

スピード指数と補正タイム 作業手順 その3 予想補正タイムを平均する

ここの平均なのですが、相加平均ではだめです。
調和平均を使います。
本来は、速度の平均は、調和平均を使います。
しかし、補正タイムという表示が特殊なので、スピード指数が、補正タイムの成長の証と考えました。
成長率を平均する場合には、相乗平均(幾何学平均)を利用します。
Excelの関数であれば、GEOMEAN関数を使います。
GEOMEAN関数は、下記の記事を読んでいただけると理解できます。

画像4

スピード指数と補正タイム 作業手順 その4 予想補正タイムの平均と、直前の補正タイムを比較

予想補正1と、予想補正を比べます。
予想補正が、予想補正1より大きければ、〇、そうでなければ、×というようにメルクマールを設定します。

抽出条件
判定⇒〇
1F⇒13秒以下
脚色⇒馬なり
HIT指数の順位⇒1位~9位
この条件で抽出します。

対象馬、65頭
的中回数 11回
的中率 16%
単勝回収率 157%
最高配当 4,250円
最低配当 190円
平均配当 887円

意外といい結果になりました。

スピード指数と補正タイム 作業手順 その5 今回の算出の欠点

スピード指数の平均が、0の場合は、判定ができません。
なので、平均が0の場合のみで考えます。

抽出条件
判定⇒X
スピード指数の平均⇒0と空白以外
1F⇒13秒以下
HIT指数の順位⇒1位~4位

対象馬、8頭
的中回数 3回
的中率 38%
単勝回収率 200%
最高配当 860円
最低配当 330円
平均配当 533円

画像5

ここがポイント

まだ、買い目が多いですね。
だから、ZI指数の偏差値や、オッズの乖離で絞ることが必要となります。

まとめ

補正タイムとスピード指数は、相関関係があります。
また、今回は、人気や、オッズが一切考慮していません。
また、面白い情報があれば、紹介します。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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