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何気ない言葉にイラッとくるのは、自分の問題だった・・・

本人は悪気はないのだけど(というか気付いていないのだけど)言われるとなんだかイラッとする言葉がある。イラッと感じて、あ~こんなことでイラッとくるとは!まだまだ自分は小さい・・・と、またそれでシュンとしたりする。でも、イラッとくるのは正直な感覚。

例えば「エライね~」という言葉。

尊敬する人に言われるととても嬉しい言葉。天にも舞い上がる気持ち。
でも、それ以外の人に言われるとなんか違和感。相手によっては「それってあなたは何様で言っているんですか?あなたは私のこと(私がやっている対象について)どのくらい知っているのですか?なんで”エライ”だなんて評価するんですか」って、思わず突っかかりたい気持ちになる。
ひねくれ者なアタシ。

なんでそんな気持ちになるのか考えてみようと、「イラッとする言葉」というテーマでここに書き始めたのだけど、はたと筆が止まってしまった。既に3週間・・・
今日は書こうと先ほどから具体的シーンを思い出して、書いては消し、書いては消し。そうこうしているうちに、ちょっと見えてきた。
#やっぱりアタシはひねくれ者かもしれない !(汗)

「えらいね~」といわれたいくつかのシーン。

今日は母親の通院に付き添い午後出社。遅くなるから夕食準備はしておく。
  「それはたいへんだね。エライね~」
⇒私の心の内:母親のことと自分のやりたいこと、様々な葛藤もある中、自分ではよくやっていると思っている。でもそんなエラソウな気持ちを持っているなんて、カッコ悪くて自分では認めたくない。人様に「エライ」なんて指摘されるのは恥ずかしい。
★つまり、これって単なるエゴ

好きだから楽しくて本を読んでいる。活字がないと物足りない日々。
  「本を読むなんて、エライよね。」
⇒私の心の内:読まない人の方が信じられない。読めば世界観が拡がるのに。読まない人は世界が狭くなってもったいない!そんなことに気付いてもいない人に「エライ」なんて言われるのはイヤ。
★つまりこれって、自分の価値観を押し付けていて一方的。他者の価値観を認めていないに等しい。

スキルアップ目指してがんばって資格を取得した!
  「よく勉強するね~エライ。」
⇒私の心の内:忙しい中コツコツ勉強してきた。お金もかけた。あなたは他人事のように言っているけど、人生つまんなくなっちゃうよ。学びはもっとみんなやるべきだわ。
★また自分の価値観でモノゴトをみている。そし承認欲求がじつはあったんだ!

こんな風に見ていくと(ホントに恥ずかしいけれども)、相手の言葉にイラッとくるのは、自分の価値観でものごとを見てしまっているってこと。自分と相手は違うのに、相手を認めず、多様性を受け入れていなかったんだな。アタシ・・・そんなことに気が付いた。

バスキア展 (6)

「エライね」以外もイラッとくる言葉はあるけれど、それ一つひとつを分析しても始まらない、根っこのところは同じだから。

イラッとくる自分は嫌い。(ストレスになるし)
だから、イラッときそうになったら
世の中には多様な人がいて、多様な価値観、多様な考え方がある。
アタシとあなたはちがってOK。
そう思って平和な心で居続けようと思う。

引用写真:バスキア展2019年@Bunkamura Museum


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