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【驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~】⑥

見て頂き有難うございます。要約といいながらかなりの量になってすいません。初めて聞く言葉が多く取りこぼさないようにしていくうちに長くなっていました。もう少しお付き合いください。。。
【驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~】上田実さんの医者としての病と向き合う姿や戦い、そして奇跡の薬 幹細胞培養上清との出会い、たくさんの実験の様子が書かれているこちらの本に大変感動いたしました。本当にたくさんの病気が治る日を私も感じることが出来、世界中から病気がなくなる日を信じて幹細胞培養上清を応援する気持ちでいっぱいです。そんなこの本を私なりに要約してみました。よかったら読んでみてください。

第4章 培養上清

【ようやく見えたアルツハイマー病の治療薬、
培養上清の投与で、学習記憶障害が劇的に改善】


2015年からアルツハイマー病に対する培養上清の臨床研究が始まった。
対象になったのは65歳から83歳の日常生活が送ることができないレベルの認知症の女性5名(30点満点で20点以下は認知症を疑われる長谷川式簡易知能評価スケールを用いて、全員が20点以下であった。)

鼻は脳に近く、鼻、粘膜三叉神経嗅神経を介して、薬剤が脳に到達することが知られおり、鼻から培養上清を吸い込んで貰いました。

【想像以上の結果に 今後の可能性の広がりを確信した】


8週間後には4名の患者さんの点数が20点を上回り1名が20点に留まった。

認知機能が改善する事は、動物実験でわかっていたが、実際に患者さんに使用して得られた結果には、病院の医師や看護師が驚いたのはもちろんのこと、想像以上の結果に、私自身も培養上清による認知症、治療に大きな自信を得ることができました。

認知症には、現在のところ有効な治療薬がなく、培養上清が認知症の症状を改善した事実は大きく、今後の可能性の広がりを確信した。

一人の治療法は、1日に2回、鼻から吸引してもらった。これまで、家族の顔すら分からなかった患者さんが、治療開始2ヶ月後には見舞いに来た遠い親戚の名前を言い当てたのです。この患者さんは3ヶ月後には自炊ができるところまで回復しています。

今後、検証して培養上清を作るために、幹細胞の種類、培養上清の濃度、使用頻度、使用期間等確立して行かなければなりません。

【認知症の約4分の3を占めるアルツハイマー病の治療を行う】


厚生労働省によると、2,012年の認知症、高齢者数は462万人
65歳以上の高齢者の約7人に1人でした。2025年には、高齢者の5人に1人(730万人)2060年には約3人に1人が認知症を発症すると推計されています。


アルツハイマー病はいまだに原因は解明されていませんが、老化に伴って、脳の中のタンパク質の1種である。アミロイドBタンパクと言う物質が蓄積されてきます。そうすると、脳の神経細胞の性質が変化し、次第に萎縮していくのです。アミロイドBたんぱくは脳のあらゆるところに溜まりますが、多くは側頭葉に蓄積されます側頭葉には、記憶を司る海馬があります。海馬が障害を受けると短期記憶の機能が著しく障害されてしまいます。

さらに、アルツハイマー病になると思考力、判断力が著しく低下したり、見当識(時間や目の前にいる人物、自分がいる場所に対する認識)機能障害を起こしたりするなど、認知症特有の症状が出ます。

【脳の神経細胞の変形や萎縮は50代から始まっている】


アルツハイマー病の発症する年代は、70歳から75歳と言われていますが、
一般的には早い人では、40代前半からアミロイドBたんぱくを分解する機能が低下し始めて蓄積されて、神経細胞が変性していきます。

そして認知機能障害であっても、日常生活に支障がなく、健康な状態と認知症の間のグレーゾーンが20年ほど続きます。

そのためこれからの方向性としては、こうした軽度認知症に対して、予防的に培養上清を使用することを計画しています。


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