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KIACコミュニティプログラム_タケノ時空間散歩『この家で』2023年リサーチ日記 6

10月25日(水)
KIACへ。迎えに来てくれた與田さんとともに、なごみてぇにいらっしゃった舩野さんに誘い込まれて朝のコーヒーをごちそうになる。
お昼過ぎに今年度報告会に参加していただく俳優の岸本昌也さん到着。岸本さんは2021年の『この家で - 이 집에서<in this house>』成果発表にも出演していただきました。午後にサウンド試聴しつつのテキストドラフト読み合わせとミーティング。役者側からのインプットもいただき、テク関連の話もできました。課題はありますが、顔を合わせて話すことの大切さを実感。あれこれ話しつつの夕食も楽しい時間となりました。

鏡宮神社

10月26日(木)
岸本さんとともに、青山さんも同行して、テキストに登場する場所をめぐる竹野ツアーへ。お気に入り場所に加えて、まだ訪ねていなかったところも組み込んだ海も山も含めたコースです。

大昔はすぐそこに船着場があったという草飼地区の鏡宮神社を出発点に、今坂峠を越えて切浜の海を眺め、戻って「おばあのふところ」から「河童の嫁さん」の民話がある「サンガリ松」とめぐったあと、竹野南地区コミュニティ「わいわいみ・な・み」へ。地区の野菜と手作り品直売で、お野菜、さしみコンニャクそして90才近い方がせっせと工夫をしつつ古布で手作りしてらっしゃるという巾着リュックを購入し、コミュニティの皆さんが運営されている大賑わいの「よつば喫茶」へ。手作りケーキ&コーヒー(なんと¥200)をいただきました。私はリンゴとさつまいものケーキ。優しいお味でした!

平田喜志枝さん作の手作りリュック

森本の梅田橋周辺、日限り地蔵さま、梅田三角に立ち寄ったあと、床瀬の「床瀬そば」さんで昼食。落花生豆腐、素麺カボチャ、ヤマメ、けんちん汁、そして絶品のお蕎麦! どれもこれも身体に滲み入るごちそうでした。

床瀬そばにて

午後からは椒(はじかみ)の㯮椒(ほそき)神社へ。下の宮を訪れたことはありましたが、上の本宮ははじめてでした。石段を登った後は木の根と苔の道となり、だんだんと異世界に移行していくかのような気持ちとなり、由緒ある神社の神々しさを感じます。境内にはお祭りの時に催される相撲大会の土俵も。ものすごく楽しみにしていた木製の狛犬さんは祠の中に隠れているらしく、お会いすることはかないませんでした。おそらくお祭りの時に来るとご開帳されているのかも。

㯮椒神社

最後は坊岡の満願寺さんを訪問しました。以前聞いた、冬にはお寺の石段から田んぼまでが絶好のスキー場となり、竹スキーで滑ったらしいですねという話をすると、御住職さんも子ども時代に滑った経験ありでした!

岸本さんは約3年前の滞在では、浜地区しか経験されていないので、中竹野、竹野南地区へは初めての訪問でした。広い竹野の一部ではありますが、テキストにリンクする風景や各所で違う集落の雰囲気などを少しでも体感していただけたのではないかと思います。

出会った方々、お話ししてくださった方々、ありがとうございました!


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