ひとり親にスポットライトが当たった

最近、前澤社長が始めた「前澤一人親応援基金」「株式会社小さな一歩」が話題だ。シングルマザーの貧困を問題視するコラムはyahooニュースなどで何日かに一回は目にするほど、巷に溢れかえっていた。だけど、実際に公にシングルマザーに救いの手を差し出したのは、前澤社長が初めて。これに続く様にサッカーの長友選手もひとり親の為のクラウドファンディングを始めた。ひとり親の私にとってはとても有難い社会的な流れだった。勿論、応募しました。そして、なんと「前澤一人親応援基金」に当選しました。当選の連絡から入金までとてもスムーズで、Twitterで前澤社長が公言した通りの期日に当選連絡も入金もありました。1万人が当選したのにこのスムーズさには驚きました。きっと前澤社長の会社は仕事が早い社員ばかりなのだろうなと。そして、自分のお金を惜しみなく困っている人に与える事、これはどんなにお金があってもなかなかできる事じゃないんじゃないかと思います。

ひとり親と言っても実態は様々。私の周りにも私を含めて何人か一人親がいますが、正社員でバリバリ働くシングルマザーやシングルファザー、養育費を貰ってほどほどに働く人や両親と同居して助けてもらっている人、障害を持ってる人、そのほとんどが団地住まいだけど、中には昼も夜も働いて団地に住まない事をプライドとして持っていらっしゃる方もいます。

そんな私達ひとり親の最大の課題は学校行事。特に保護者会。最近は子育てに理解を示す会社が増えてきたけどやっぱり「保護者会だから早退させて下さい」なんていいにくい。これはひとり親じゃなくても同じだけど、しかも保護者会に行けばいやがおうでも「普通」の家庭のママ達と交流しなければならない。やっぱりマイホームは羨ましいし、パパが居る事も羨ましい。特に専業主婦の方は羨ましいの最上級。当人には当人の悩みがあるんだろうけど。役員決めで役員をやるとやっぱりなんでシングルでしかも働いてる私が役員をやらなきゃいけないの?ってひとり親はみんな思ってる。大袈裟かもしれないけど、私とママ友は少なくともそう思ってる。

でも何年もひとり親を続けていくと、そんな不満やひけめにも段々となれてきて、ひとり親が当たり前になってくる。離婚した当時は、娘と出掛けた遊園地も飲食店も(特に焼肉)、両親揃った家族ばかりで勝手に肩身の狭い思いを感じていた。他の家族は私と娘の事なんて何とも思ってなかったに違いない。でも、今では何でも平気。だけど私みたいに開きなおれる人ばかりじゃなくて、ひとり親のママ友と焼肉に行った時に焼肉は行った事無いと彼女が言っていた事がとても印象的だった。そんなひとり親が子供と出掛けやすい社会の実現を是非お願いします。







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