芸能界の闇と本気で向き合ってみた
今も昔も、芸能界は特殊な世界です。
ここ最近も三浦春馬さんの件など、芸能界を取り巻く不幸なニュースが後を絶ちません。
三浦春馬さんの所属していたアミューズは、業界でも実にしっかりとしたマネジメント体制をとっていたプロダクションだと聞きます。
また、昨年の吉本闇営業問題では、宮迫さんや田村さんの声を弁護士ではなく、芸能界事情を知る第三者機関が間に入り耳を傾けていたら、タレントと事務所は本質的な問題に目を向けることができ、社会を巻き込む大きな問題にならずに済んだかもしれません。
(もちろん闇営業はダメですよ)
大手プロダクションであるアミューズや吉本もってしても、防げなかった様々な事件に本気で向き合ってみました。
長寿国日本において、医療の発達や生活環境の向上により人生は100年時代を迎えます。
終身雇用の崩壊を始め、従来までのキャリアプラン、ライフプランが覆され、全世代に重くのしかかる国家の問題として注目をされており、日本政府は「幼児・高等教育の無償化」・「女性の就業率UPのための待機児童の解消」・「大学革命」・「リカレント教育」・「高齢者雇用」などに取り組み、その中でも<教育>は100年時代構想の柱となっています。
また、急激な人口の減少、AIをはじめとするテクノロジーの技術的進歩、グローバル化など労働者を取り巻く環境も大きく変化し、新しい働き方を求める風潮にある中で、労働生産性が伸び悩んでいるのが現状です。
その要因としては、情報や人に対する無形資産への投資が国際的にみても不足しているためと言えます。
特に芸能界は、“人”に対する<教育>が圧倒的に不足しています。
表舞台に立つタレントへはもちろんですが、支えるマネージャーに対しても使い捨て傾向にあり、一つの会社に長く根付かないといった病的な問題を抱えていることに、残念ながら業界は気づいていません。
例え問題意識を感じたとしても、そこには激しい競争からくる多忙な業務で問題にまで目を向けられない現状と、やりがい搾取がまかり通っているからだと思います。
人と人が手を取り作品やコンテンツを生産していく労働市場において、人の入れ替わりは労働生産性を低下させます。
業界全体で「人・労働力」に対する考え方を見直し、人的資本(教育・支援)への投資をすることで、慢性的に陥っていた悪しき労働環境を改善していけるのではないかと考え、この度、【芸能界専門コンサルタント事業】を立ち上げることにしました。
事業の紹介はまた後日。
新型コロナウィルスによる新しい生活様式が芸能界に広がる現在、一人ひとりが主体的に考え動ける業界作りと、社会や組織になくてはならない存在に育てる人財作りに着手して欲しいと願っています。
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