見出し画像

Nomad Coffeeのはじまり①


今回は、Nomad Coffeeをどのような経緯で始めたのかを話していこうと思う。
たぶん長くなりそうなので2回に分けて…

…というのも、私は初めからコーヒーの道に進んだわけではない。

高校生の頃からこの先の進路を考えるうちに、人に何かを教えたりすることが好きだったり、人と関わること(特に話を聞くこと)、子どもと関わることが好きだったことから、教員を目指すようになった。
大学は教育学部に進学し、サークルも子どもと遊んだりイベントを考えて宿泊行事に引率したり…教育実習や学習サポーターなどもして、もちろん大変なこともあった。けれど、子どものために一生懸命考えたことが笑顔に繋がったり、教えたことが心に響いたと感じた時はなんとも言えない気持ちになり、できなかったことができたときの表情や、時間を経るにつれて信頼関係が築かれたと感じた時にはやりがいを感じた。教員になりたいという強い気持ちを膨らませながら勉強に励んだ。

大学卒業後そのまま教員に。
あまり公にはしなかったが、卒業する前あたりから、この先ずっと続けていくのか、という気持ちや、高校の頃からコーヒーやカフェが好きで、コーヒーの道に…という気持ちもあった。ただ、自分が学んできたことや気持ちも無駄にしたくないという思いや、やってみなければわからない!という思い、揺らぐ気持ちでいたら関わる子どもに申し訳ないから、着任した学校の満期を迎えるまでは、精一杯目の前にいる子どもたちに向き合おう!という気持ちに絞り、満期の年までにその先のことを確定しようと決めた。
教員時代は、毎日本当に本当に充実していて…1年目の夏から部活動も見始めたので休む間もなく日々が過ぎていった。大変なこともあったけれど、教員だった時に出会った子どもたちや保護者の方には今でもまた会いたいし、ふとした時に思い出す。そしてなんといっても仲良くしてくれた同期や先輩後輩たちは、今でもたまに連絡を取り合うし、Nomad Coffeeにきてくれたり…感謝しきれない。
ただ過ごしていく中で、本当にやりたいことなのかと疑問に思うことがあったり、教員である自分が好きになれない時があったりして、自分に嘘をついてまで続けていくのは違う、という思いに達し、満期で退職することにした。(その時はちょうどコロナウイルスがニュースになった時だったので、お礼やお別れの言葉も言えず後悔もあるが…)

教員最後の年には本格的に次に働く場所を探し、面接をし、無事に新しい場所が決定した。それが、千葉県市川市行徳にある、Caffè Nilである。ここでコーヒーについて、カフェについて、接客について、、、それはもうたくさんのことを学んだ。次はこの続きから…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?