カードショップをBASEで開いてみた感想
ネットショップを簡単に始められるという理由で「BASE(ベイス)」を使ってカードショップを経営しています。
今回はBASEを使ってみて感じたこと(良いところ、悪いところ)を書きます。「BASEでネットショップを始めたい!」と思っている方の参考になればと思います。
良いところ①(気軽にネットショップを始められる)
BASEの一番良いところと感じているのは、Web系の開発スキルが無くても必要な情報を入力して登録するだけで、数時間でネットショップを簡単に始められる点です。
良いところ②(豊富な決済方法)
私が感じた良いところ②としては、豊富な決済方法を簡単にサポートできる点です。本来はクレジットカードの決済など、面倒な手続き&審査が必要になるのですが、BASE上のプラットフォームということもあり、誰でも簡単にすぐ使用することが可能です。
ちなみにサポートする決済方法はショップ毎に変更可能です。
私のショップでは以下の決済方法をサポートしています。
悪いところ①(商品の最低価格が50円)
BASE上の商品の最低価格は50円と仕様で決まっています。おそらく、販売時の手数料(6.6%+40円)を踏まえ、マイナスにならない価格とするようなっているのかと思います。
大抵の商品はこの仕様で困らないと思いますが、カードショップとしてはマイナスポイントです。シングルカードの販売では30円など、50円未満の価格で販売したいケースが多々あるからです。
BASEに問い合わせしてみましたが、現状はシステムの仕様だから変更できないとのこと。仕方ないので、私のショップでは「2枚で50円」など複数枚のセットで販売する代替案を使用して妥協しています。
悪いところ②(ソート機能が無い)
通常ネットショップ(カードショップ)のWebページには、「価格が高い順」や「価格が低い順」など、いくつかの条件で並び替えられるソート機能が搭載されていますよね。
ソート機能は一般的なものなのですが、BASEのプラットフォームには「ソート機能」がありません。もう一度言います、BASEには「ソート機能」がありません。
私自身よく使用する機能なので、これはかなりのマイナスポイントです。実際のお客様からも同様の意見を伺っています。
私から運営側に打診してみたものの対応不可との残念な回答のみ。ネットショップに常設されている単純な機能はぜひ実装してもらいたいものです。
悪いところ③(商品の並び順のメンテナンス性が悪すぎる)
BASE上の商品には「並び順」を指定するための番号が設定できます。基本的にGUI(画面上のUI操作)で設定を変更する前提となっているのですが、商品が数十点ならまだしも、カードショップのように数百・数千点ともなるとGUIでは対応しきれません。
回避策として、「CSVによる一括更新」が可能なのですが、これまた制限があり過ぎて使いづらいのが実情です。
・一日に1,000件(点)までの商品情報しか更新できない
・設定していた番号がGUIで商品を追加した際に上書きされてしまう
(Aカテゴリの商品は1000番台にしよう?と設定していても、使っていない間の番号があると全て詰められて番号が書き換えられてしまう)
・カテゴリ別に並び順を設定できない
最近一番メンテナンスしづらいと感じているのがこれらの点で、BASEを使いたくないと思った最初の嫌なところでもあります。
ここも運営側に問い合わせ(お願い、懇願、神への祈り)しましたが、対応できないとの冷めた回答でした。
今の私の小さなカードショップですら約3,000点の商品があります。これらの並びを更新したい場合、単純に3日に分けて実施しなければいけなく、更に折角設定してもふとした操作で書き換わってしまいます・・・勘弁してください(-"-)
モダンホライゾン2の並び順などが絶賛崩壊中・・・
BASEの運営様、せめてカテゴリ別に並び順の番号を設定させてください。
カードショップ紹介
私が経営・運営しているカードショップがこちらです。
まとめ
今のところのBASEに対する私の総合評価は、商品数が多い形態のネットショップ(例:カードショップ)には向いていないという見解です。
このままBASE運営側で利便性を変える気が無い場合は、他のプラットフォームに移行しようかなぁと考えています。その際、古物商の申請情報を変更する必要がありますが、そんな手間なんて今の苦労よりも全然楽だと思っています!
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