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アメリカがHUAWEIを制裁した理由

現在のHUAWEIスマホ

現在のHUAWEI製スマホはGoogleに完全非対応です。具体的にはPlay store、Gメール、YouTube、Google Chorome等です。もちろんGoogle開発者サービスにも非対応です。(LINEが使えない) そのため、一般の「スマホを普通に使いたい」という人にはあまり向かないです。

過去のHUAWEIスマホ

 先ほど現在のHUAWEI製スマホはGoogleに完全非対応と述べましたが、制裁を受ける前に発売されたP20、P30、nova 5TはGoogleが継続してサービスを提供しています。

⇒HUAWEI製スマホのうちアメリカの制裁前に発売されたスマホはGoogle対応。制裁後に発売されたスマホはGoogle非対応。

HUAWEIの疑惑

 なぜHUAWEIはアメリカによる制裁を受けたのかについてお話します。事の発端はアメリカが「HUAWEIは顧客の情報を盗んでいる!」と主張したことが始まりです。それに次いで日本も同じように「HUAWEIのスマホから不審なプログラムが見つかった!」と主張し、世界的に大きな問題となりました。しかしHUAWEIの疑惑が本当なのかを確かめるために各メディア等もHUAWEIのスマホを調査し始めました。しかしアメリカや日本が主張するようなスマホ内の不審なプログラムや情報を盗むという証拠はありませんでした。いまだにHUAWEIが情報を抜き取っているという証拠はありません。しかし、アメリカは証拠を出さないままにHUAWEIに対する制裁を始めます。まず初めにHUAWEIスマホにはGoogleの開発するAndroidが搭載されているので、アメリカ政府がGoogleに対しHUAWEIのAndroidの使用を禁止させます。さらにアメリカは国内および世界の国々でHUAWEIスマホ・基地局の購入販売を中止を命じます。これによりHUAWEIは大きなダメージを受けることになりました。

アメリカの制裁の背景

 実はHUAWEI制裁よりも問題なことがあります。それはアメリカと中国の覇権争いです。アメリカは長らくGDP1位で地球の覇権国といえる大国です。それに対して中国は日本を追い抜きGDP2位になり今現在でも急激に成長しています。このままいくとアメリカも抜いて世界のトップになるであろう。もしそうなってしまってはアメリカが困ります。今まで世界のトップであり王だった自分(アメリカ)の座を中国に取られることは非常に辛いことです。だからアメリカはHUAWEIに制裁を与えて間接的に中国を弱体化させることが狙いだったのです。つまりHUAWEIという会社は政治争いに巻き込まれた被害者なのです。ですがHUAWEIも全くの白といえる会社ではありません。

HUAWEIとは

 今更ですが少しだけHUAWEIとはどんな会社なのかというのをお話ししたいと思います。まずHUAWEIは中国最大の通信会社です。そして創業者は元人民解放軍(中国の軍隊)の人で創業当初は中国の通信インフラを請け負うほどの会社でした。HUAWEIは中国の後ろ盾もあり急成長しました。しかし今現在では民間企業という形ですが、中国政府と非常に仲がよく半国営、完全に国営と言えるだろう。ちなみに他の中国の会社も緊急時は中国政府に従わなければいけないらしく、HUAWEIだけでなく他の中国企業も半国営と言えるでしょう。

アメリカがHUAWEIを選んだ理由

 現在HUAWEIはスマホの世界シェア率が世界第2位で多くの国でHUAWEIスマホが販売されており、日本でも販売されています。HUAWEIのスマホは非常にコスパが高く品質が良いです。特にカメラはスマホ業界の中でも評判があり人気があります。そしてHUAWEIの基地局のシェア率はなんと世界トップです。(基地局とは、スマホをネットに接続するための電波塔などの設備)すでにほとんど答えを言ってしまっているようですが、簡潔にまとめると

HUAWEIはスマホ・基地局は世界トップレベルのシェア率を誇っており、創業当初から中国のおかげで急成長を遂げた企業です。そしてアメリカは現在も急成長する中国を阻止するために、中国政府の相棒とも呼べるHUAWEIに制裁を与えたというわけです。

最後に

 いかがでしたでしょうか。この記事ではざっくりとしか書いていませんので、もっと知りたいという方は調べてみるといいかもしれません。最後に僕が言いたいことはHUAWEIの製品は非常に品質が高く素晴らしいことです。しかしHUAWEIを100%信頼できるとは断言できませんので、あなたが自分で考えてみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。(※記事内に誤字・脱字がありましたら下記のコメントにてご報告してください。)

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