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東京で、フィンランドを感じる時間

まずは、私が留学時にはじめに滞在した フィンランド 第10 の都市 Joensuu(ヨエンスー)の概要を お伝えします🇫🇮 都市名にもなっているJoen(基本形はJoki)は、”川”という意味です。町を大きな川が走っていて、その傍をジョギングしたり 釣りスポットで釣りを楽しむ人もいます。気候が良い時は、ピクニックをしている人を見かけます。

鉄道の駅から、街の中心までは徒歩で15分程度。中心には大きな”市場”があります。市場は、フィンランドのどの都市にもあるような四角形の広場。市場では、お肉・魚・野菜・ベリー類・お花などが売っていますが 真冬は売る人も寒いので、市場は開催されずにただの広場となります。その周囲に、銀行・病院・図書館・博物館・教会・公共サービスなどが揃っています。ショッピングモールが一つありました。ショッピングモールにはH&Mなどのファストファッションのお店・美容院・ネイルサロン・輸入食材のお店(ここで昆布を見つけました!)などが入っています。

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しかし、それ以外に目を楽しませる、心を潤わせるような施設が到着当初は見つけられず💦カフェも数件のみ、本屋さんへ行っても読める本がない(当然…)。これまで、日本で”興味を惹くもの” に囲まれていた生活から一転。いかにして、これまでとは違う手段で どう自分の心を満たすのか考える必要がありました。

解決策として身についたのが「森のウォーキング」。ルームメイトが夜でも昼でも、「ちょっと森を歩いてくる」と言って 小一時間ほど出かけるのを見て、私も歩くようになりました。ルームメイトと一緒にしたり、一人でしたり。🏃‍♂️Joensuuのあたりでは、熊が出たりすることもなかったようで 不審者を警戒する必要もなかったため(※2015-2016年当時のこと。今は状況が変化しているかもしれません。)22時頃でも、平気で出かけることが できました。

🇫🇮の森

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フィンランドから帰国して、自分で仕事を始めて2年目から。毎年5月の連休あたりにフィンランドへ行って 「フィンランドのどんなところが良かったのだったかな」「当時の自分の、目指していることができているか」を自分に問い 感じてくることを習慣にしていたのですが 今年はフィンランド行きが叶わず。来年のことも、わかりません。しばらくはフィンランドへ行けないこと、会いたい人と会えないことの喪失感がありましたが 喪失感は長続きしません(笑)

フィンランドでの生活でしみついた、森を歩くということ を、東京でしてみることにしました。森とは言わないまでも、木に囲まれている道、コンクリートではない道は意識するとたくさん見つけられました。

一人で歩きながら 考えを整理したり 自分が今 嵌っている枠を客観的に眺めて(別の視点から、みてみよう。行動してみよう の)新たなきっかけを見つけるということを していると フィンランドにいた時のメンタリティに近づいていることに、気づきました。フィンランドにいた時のメンタリティとは…「比較をするという価値観から出てみよう」「人や環境から 受ける違和感を、一旦は受け入れてみよう」という感じです。そうしていると、自分にとってフィンランドはたくさんの良い影響を受けた場所であり、学ぶことができる人や文化があるのは間違いないのですが 本当に大切にしたいのは自分の中にある価値観であることがわかります。

得られないものを求めて、悔しがったり 消耗するのではなく できることをしよう!へ意識を向けられるのはフィンランドのおかげかもしれません。

🇯🇵の森

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