【ヘブライ語】「とこしえに」עולם ①

さてさて、「主は慈しみ深く、その恵みはとこしえに」をやっていきます。

残り3回、「慈しみ」「恵み」「とこしえに」をそれぞれ調べて行きます。

今回は、「とこしえに」①です。
この言葉はעולם(オーラム)=永遠、長時間、いにしえの昔  という様な意味です。

旧約では439回でてきます。

ではさっそく使われている箇所を調べていきましょう。


創世記3:22「(アダムとイブが蛇に騙され、善悪の木の実から食べた後)人は我々の一人の様に、善悪を知るものとなった。今は命の木からも取って食べ、永遠に生きるものとなる恐れがある。」

創世記6:3「主は言われた。『私の霊は人の中に永久に留まるべきではない。人は肉に過ぎないから』こうして人の一生は120年となった。」

創世記9:12、16「(ノアの洪水の後)あなた達と、あなた達と共にいる生き物とに、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれだ。わたしは雲の中に、虹を置く。」

創世記13:15「主はロトが別れた後、アブラムに言った。『目を上げて、あなたがいる場所から東西南北を見渡しなさい。見える限りのすべて、わたしは永久にあなたとあなたの子孫に与える。』」

創世記17:7「あなたはアブラムではなく、アブラハムと名乗りなさい。あなたを諸国民の父とする。わたしはあなたと、後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。〜わたしはこのカナンのすべての土地を、あなたたその子孫に、永久の所有地として与える。」

21:33「アブラハムはべエルシェバに1本の柳の木をうえ、永遠の神、主の御名を読んだ。」
48:4「(ヤコブが病気でヨセフが来た時)イスラエルは力を奮い起こし、寝台の上に座り言った。『全能の神が私を祝福して下さった時に言った。〘あなたの子孫を繁栄させ、数を増やし、あなたを諸国民の群れとしよう。この土地をあなたに続く子孫に永遠の所有地として与えよう。〙』」


出エジプト3:15「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神〜これこそとこしえに、わたしの名。」

出エジプト12:14「(この日(過ぎ越し)はあなた達にとって記念すべき日となる。この日を主の祭りとして祝い、代々に渡って守る不変の定めとして祝わなければならない。)」
出エジプト14:13「(紅海で)今日、エジプト人を見ているが、永久に彼らを見ることはない。」
出エジプト21:6
出エジプト27:21 28:43 29:9 30:21 アロンの祭司職

31:16「イスラエル人は安息日を守りなさい。それを代々に渡る永遠の契約としなさい。」

32:13「(モーセが、主をなだめて)どうか災いを思い直して下さい。あなたは自ら誓って、『わたしはあなた達の子孫を天の星の様に増やし、わたしが与えると約束したこの土地を子孫に授け永久にそれを継がせる。』主は民にくだすと告げた災いを思い直された。」

40:15「(アロンとその子らを水で洗い清め、祭服を着て、)油を注ぎなさい。彼らがこの様に油注がれることにより、祭司職は代々に渡って、永遠に彼らに受け継がれる。」

アブラハムからモーセまで(それ以降も)何度も何度も語られているのは、「イスラエルの民の繁栄とカナンの土地に対する約束」です。これは人類に対する、洪水は二度と起こさないと誓った虹の約束と、何ら変わりなく、永遠の約束とです。もし、これが違うとなれば、また神様は心変わりして、洪水を起こすかもしれません。
しかし、そんなはずはありません。
「主は今も昔もそしてとこしえに変わらないお方!」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?