【ヘブライ語】「感謝せよ」ידהヤダー


こんにちは。すっかり秋になりましたね。

季節の移り変わりのなんとはやいことか。

9月は、ユダヤ暦で新年を迎えます。

今年は9月30日㈪が年の初めで、ロシュハシャナー(ラッパの祭り)と呼ばれ、ユダヤ新年5780年です。

そして、10月9日が大贖罪日、10月14日から仮庵祭が始まります。

祭りは主が定めたものであり、聖書を読む上でとても重要です。


さて、前回に引き続き、「主に感謝せよ。主のいつくしみはとこしえに」をやっていきます。

最初は「感謝」です。ידה (ヤダ)

※超重要語句です!!

意味は、感謝する、罪を告白する、弓をいる


旧約聖書では114回出てきます。多いですが創世記から調べていきます。(途中意味が重複する所は抜かします)





創世記29:35「今度こそ主をほめたたえ(ヤダ)その子をユダと名付けた。」


創世記49:8「ユダは兄弟にほめたたえられる」


レビ5:5「責めを負うとき、その罪を犯したことを告白し」


レビ16:21「アロンはお山羊の頭に両手を置き、イスラエルの人々のすべての罪責と背きを告白し」 


レビ26:40「罪を告白し、」


民数5:7「犯した罪を告白し」


サムエル下22:50「(ダビデの歌)国々の中であなたに感謝をささげ」


ここまでで、主に感謝することと、罪を告白することがイコールであることがわかります。





さてさて、

Ⅰ列王8:33「(ソロモン神殿)イスラエルがあなたに立ち返り、御名をたたえるなら」


歴代上16:4「(ダビデの幕屋で)レビ人に主をたたえ感謝をささげ、賛美するように命じた」


歴代上16:8、16:34、16:35


16:41「『主のいつくしみはとこしえに』、と主に感謝するためだった。」


歴代上23:30、25:3「竪琴を奏でながら預言して、主に感謝し」


歴代上29:13


歴代下5:13「(ソロモン神殿にて)ラッパ奏者と詠唱者は声を合わせ主を賛美し、ほめたたえた。声を張り上げ、『主は恵み深く、その慈しみはとこしえに』と賛美すると、雲が神殿に満ち、祭司たちは奉仕を続けられなかった。」


歴代下6:24


エズラ3:11「ダビデの定めに従って主を賛美した。『主は恵み深く、イスラエルに対する慈しみはとこしえに』。主の神殿の基礎が据えられた。」




『主は恵み深く、その慈しみはとこしえに』の言葉は、ダビデが定め、幕屋、ソロモン神殿で使われたことがわかります。




そしてそして、

エレミヤ33:6~11「あらゆる悪行のゆえにこの都から顔をそむけた。しかし、見よ、わたしはこの都に癒やしと回復をもたらし、まことの平和を豊かに示す。そしてユダとイスラエルの繁栄を回復し、彼らを初めのときのように立て直す。〜やがて喜び祝う声、花婿と花嫁の声、感謝の備えものを主の神殿に携え来るものが、『万軍の主をほめたたえよ。主は慈しみ深く、その慈しみはとこしえに』と歌う声が聞こえる。」


これは私達に向けられた預言だと思います。神様のプランのゴールを見ます。

イスラエルの回復、そして教会とイエス様、現代、終わりの時代に対して語られています。

ダビデの幕屋は私達異邦人と深いつながりがあるずです。

「その後、わたしは戻ってきて倒れたダビデの幕屋を立て直す。それは人々の内に残ったものや、私の名で呼ばれる異邦人が皆、主を求めるようになるためだ。」

最後に、ヤダは「弓をひく」という意味がありますが、

この意味では1回しか用いられていません。

エレミヤ50:14「弓を射るものらよ、バビロンを囲んで陣をしけ。バビロンに向かって射かけよ。矢を惜しんではならない。」


主に感謝すること、罪を告白すること、これらすべては、ひいてはバビロン、この世に矢を放つ攻撃でもあるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?