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「所在ないもの」ってなんだろう?

清澄白河のondoギャラリーで開催された「所在ないもの」展に参加しました。

https://ondo-info.net/gallery_tokyo/ondo/past2020/?id=17791

絵描き、山口法子さんの発案で始まった企画。飾っているわけでもない、大切にしているわけでもない、居場所の無い、なんとなく家にある「所在ないものたち」に着目したグループ展でした。面白い着眼点です。

会場の中央にはみんなで持ち寄った「所在ないもの」

山口法子さんの作品

きたしまたくやさんの作品

小畑亮吾さんの作品


さて、所在ないものってなんでしょうか。

本当に人それぞれだと思います。

私はいろいろと考えた挙句、捨てたくても捨てられないような、昔のスケッチブックやノートがそれに当たりました。
書いたら解決したような気持になって、もう読み返すこともありませんでした。ノートを開くと、考えていたことやうじゃうじゃした思いがあふれていました。

そこで心の中にある「所在ない記憶や気持ち」へアプローチすることにしました。今だったらどうするかな、とふと思いました。ノートを書いていた時の「わたし」にタイムトリップして解決策を教えてあげたいような気持ちです。
一つの見方に囚われてロックオンされてしまうと、頭の中だけでああでもないこうでもない、と疑心暗鬼になってしまいがちです。
もしかしたらそうじゃないかもしれない、と気持ちを切り替える。チェンジする。そういった効果をカードによって生み出したいと考えました。
これは1つの物事を、2つの側面から冷静に観察してみよう!という私からのちょっとした提案です。

(森本ナオコの作品。すべて対になった原画)

ほんのちょっとした事で、人生の歯車が狂ってしまう時もあるし、些細なことで救われることもあります。
できることなら健やかに生きていけたらいいな。
なんとなく、そんなことを考えて制作をしました。

(カードセットをリリースしました)

カードの詳細についてはまた続きます

あそびトランプ堂 #minne
https://minne.com/@naokomori

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