見出し画像

祭りを盛り上げたい

ナコ

#桑原巧光祭

だそうです。唐突に表れたこのハッシュタグ、何かというとTHE JET BOY BANGERZというグループが不定期に開催する、メンバーをピックアップしてSNS上で爆裂に盛り上げる、という独自の奇祭です。今回は桑原巧光さんが祭りのターゲットとなります。

ご自身が盛り上げてくださいとおっしゃっていたので、よっしゃ私にできることはなんぞあるかな、と考えたところ、とりあえず文章でぶん殴るくらいしかできないな！と思い、急遽まったく予定になかった推しを褒め倒す長文を書きました。
祭りを盛り上げる一助となれば幸いです。
あくまで祭りを盛り上げたいだけのものなので、THE JET BOY BANGERZや桑原巧光さんのプロフィールについては割愛します。できればぜひ気になっていただき、以下をご参照くださるとうれしいです。


一番最初に自分のアンテナに桑原巧光さんが引っかかったのは、オーディション当時TikTokに上がっていたPerformance Movieだと思います。
特に定点じゃない方（下の2つ目の動画）の、間奏DTのあたりで一瞬抜かれるあれです。本当に一瞬なんですけど、あ、好きだなこれ？となりました。そういう人多いのでは、と思います。

ダンスがどやば上手いのとかはもうiCONZを見ていて伝わってくるんですけど、気にし始めてスタイルがPOPなのにやっと気付いて（人間離れを通り越して人間をやめた動きを一番感じられるのがPOPなので問答無用に好き、一生見ていられる）あっこれはやばいやつだちゃんと見ないと、となったのは、この2本の動画と、オーディション中の特にダンスオーディションの時の映像のおかげです。TikTokの方は未だに定点も定点じゃない方もめちゃくちゃ見返してます。本当にありがとうございます。
ていうかRAGING BULLが爆裂に好きなのでRAGING BULLのパフォーマンス動画を今更かもだけどYouTubeにほしい、都度TikTokをさかのぼって発掘してRAGING BULLパフォーマンス養分を補充できてはいるんですけど、毎秒ごとに最高を更新しているTJBBなんだから、今の！彼らの！RAGING BULLが！ほしい！

もともと、iCONZを見ている→RAGIGN BULLがあまりにもよすぎる（白濱亜嵐さんの作る曲が本当に好きです）→TJBBが気になる→TJBBが好きになる→なんか好きそうな人がいるぞ…という流れで桑原巧光さんに至っているので、当時の配信なんかも過去のものを見返したりライブ配信もなるべくチェックするようになるわけです。それで当然Dリーグを見るようになり、Legitというチームの最高さにも爆速で落ちていく、みたいな感じでした。面白みのないおたくなもので、偶然の出会いとか運命の導きなどではなく、ベタな順路をきちんと踏んで徐々に好きになっています。
なので、当時の配信の中で、陽くんが桑原巧光さんについて「この人はすごいんだから、ちょっと探せばバトル動画もいっぱい出てくるから見た方がいい」みたいなことを言っていたのをしっかり真に受けて、そこからバトル動画を鬼のように漁ったりしたので、しばらくYouTubeのおすすめ動画がことごとく国内外あらゆるダンスバトル動画で埋まったことがあります。

そんなさなかに見た、22-23シーズンのROUND.11のLegitの作品 Reverbです。これが多分決定打だったような気がします。以下すべて素人語りで恐縮ですが、あまりにも緻密で精密で、そのくせ大胆で、2:15の中にある何気ない一歩にさえ意味がある、一つ狂ったらすべてが崩壊してしまうような作品で、凄まじいんです。例えばめちゃくちゃ楽しかったり万人ウケするかというと分からないですけど、踊り手の、もっと言うと作り手の、POPダンスへの信じがたいほどの執念を感じるような作品です。本当に見てほしい、なんでＤリーグは過去動画を全部アプリ内に引き上げちゃったんだ、私はこれで落ちたんです！を説明するのに動画を見てもらえないのはかなりもどかしいです。Dリーグアプリからご覧になられる方ぜひ見てください。これを見て以来、しばらくは本当に寝食の合間にねじ込むみたいに、狂ったようにあの作品を見ていたし、今もわりと頻繁に見ます。
今に比べるとまだもうちょっとゆるっと見ていたので、あとからこれが桑原巧光さんが中心で作られたものだと知って、あらゆる意味を込めた「無理じゃん！！！」を叫んだ記憶があります。「あんなどやばいダンスであんな作品も作れてバトルも強くてかっこよくてその他諸々色々ありすぎて好きにならないのは無理」の短縮版です。
そこから過去のDリーグ動画も当然漁りますし、まだ間に合ってなかったROUND.2でまた頭をぶん殴られたようになりますし、サイファーROUNDに至っては本当にどれだけ見たか分からない。これも今も定期的に見てます、やばすぎるので。サイファーROUNDのTAKUMIさんは実はこれでちょろっと見られますので見てほしい。

そういえば上記の陽くんが動画見たほうがいいよと教えてくれた配信で、陽くんがサイファーについて「前日に倒れるまで練習したって噂は本当ですか」と聞いていて、「本当ですｗ」と答えていた桑原巧光さんにもめちゃくちゃしびれた思い出があります。
あとはもうCS決勝のIt’s timeが当たり前に最高なので、でもこれ見るとLegit大好きおたくは高確率で涙ぐんじゃうから、気を付けて見ています。100カメでもピックアップされていたTAKUMIさんのソロ本当に本当にとてつもないです。

桑原巧光さんのダンスがバカみたいに好きで、一生踊っててくれ～と無茶なことを毎秒思っていますが、じゃあ何がそんなに心を引っ掴まれるのか、なんですけど。素人なのでちゃんとした話にはなりませんが。
エンタメを享受するにあたって、自分にとって一番強いのが「どれだけ圧倒してくれるか」「打ちのめしてくれるか」でして、もう凄すぎて何がなんだか良く分からないものに圧倒される瞬間が大好きで、そのためにいろんなものを見たり聞いたりしたいおたくであるということが前提にあります。
近いところだと世界さん（EXILE/FANTASTICS）のダンスがそれで、凄すぎて、凄いことが起きているのは分かるけれど具体的に何がどうなっているのかは分からないまま気づいたらダンスにぶん殴られる、という感じです。文字通りダンスでこちらを制圧してくれる。
で、この感覚をダンスでは世界さんぶりに桑原巧光さんのダンスに感じました。何が起きてるの？と思っているうちにとんでもないことが行われて気づいたらぽかんと口を開けて呆然と見ている感じです。今年8月のLegitワンマンはかなり近い距離でLegitのダンスを浴びることができて本当にすごい体験だったんですが、冒頭から上記のReverbとサイファーROUNDの曲でのTAKUMIさんのソロがあって、ぶん殴られるってこういうことだな！と思い知るくらいに圧倒されました。
音の強弱だけでなく、質感や硬軟、ひとつの音の響き方の余韻までこの人はダンスで形を与えてくれる、というのが素人の私にも分かる。本当にすごすぎる。雑誌のインタビューで耳がよいから普通は取れない音も桑原巧光さんは取れる、という話をしていて、その耳もすごいけどをそうして感じた音を実際に表現可能なその体とスキルも凄すぎる。それらが全部ひとりの人間の中に集まっているというとんでもなさ。
ステージにすっと立っているときの静謐さはご自身の性質にもよるのだと思いますが、そこから生まれるダンスの強さであっという間に場を支配下に置いてしまう、場を席捲する力が本当にすごい。なんてすごいものを見ているんだろうという気持ちになれます。
さらにTJBBでの桑原巧光さんはまたDリーグで見られるようなTAKUMIさんとはちょっと違って、パフォーマンスでこちらの心を掴んでくる色気がとんでもないです。表情ひとつ目線ひとつであの人の周りの空気の色が変わります。衣装のジャケットを片手でつかんでお顔を客席に少しだけ残しながらそっと微笑んでそのまま背中を見せたりする、そのとんでもない掌握力たるや。ぜひとも現場で浴びてほしい。そんな仕草と同じ曲の中で間奏やアウトロのダンスでは空気をずしんと震わせるようなダンスを見せてくれるんです。あらゆる瞬間が最高を更新していって目が回ります。
本当に、見るたびに容赦なく圧倒してくれます。ありがたすぎる。拝んでしまう。

ダンスはもちろんなんですが、桑原巧光さんというご自身を構成するいろんなものが見ているこちらにやたらと刺さってくれる、というのもあります。異様に語彙力が豊富なツッコミだったり、それを見てすぐにその単語が出てくる？という謎の瞬発力だったり、そのくせメンバーに忘れ物が多い、実は天然、などのタレコミをされる愛嬌だったり。
インスタライブや配信や、インタビューなどで感じる人柄の真面目さと柔軟さと意志の強固さ、あとはメンバーやチームへの溢れんばかりのリスペクトも。
一度ダンスを通して好きになっちゃったので、色々とここも好きあそこも好き、になります。何しろベタなおたくなので。

2023/12/17のCL投稿、普通に泣いてしまいます。全文があまりにも良すぎる。

https://www.cl-live.com/posts/rco2dpEigZxSFPbM6r2ERU?replyFilter=0&replyOrder=desc&utm_medium=referral&utm_source=referral&utm_campaign=url_share

少し前にTJBBを通じて仲良くなったお友達と、アーティストとしての桑原巧光さんはどうなりたいとかあるのかな、もともとはダンサーとしてキャリアを積んできた人だし、という話をしたことがあり。
あるなしが大事なのではなくて、どうなっていくかをできる限り見守りたいなーという気持ちでの会話でしたが、ここにきてご自身のお言葉で、とても正直に謙虚に「最近アーティストとしての自分の道が少しずつ見えてきた気がします。」と書いてくれていて、うっかり落涙です。
こうなりたいです！とか、こうなります！とかも頼もしくて嬉しいですけれど、少しずつ見えてきた、というフレーズに、勝手ながらご本人の時間と思考の慎重で丁寧な積み重ねと、これを実際に言語化してくれた覚悟のようなものを感じてしまいます。
どこまで見ていけるかは分からないけれど、できることならこれを踏まえて桑原巧光さんがどうなっていくかを見ていけたらきっと幸せだろうな、と感じた次第です。

現時点ですでに感謝してもしきれないんです。TJBBを通してDリーグを知って、こんなにも凄いものに触れる機会を与えてくれて、Legitは最高だし他にも魅了されてしまったダンサーさんもたくさんいます。今シーズンDリーグは開幕戦から現場で見ちゃってますし。TJBBを通してたくさん構ってくれる友達もできましたし。
明確に私の世界を思い切り広げてくれました。好きの力は本当にすごい。おかげ様で毎日本当に楽しくて刺激的で幸せです。
私が楽しめる私なりのペースでTJBBと桑原巧光さんをこれからも見て、浴びて、圧倒されに行けたらいいなと思います。
できることなら怪我や病気もなく、健やかに一生楽しく踊っていてください。

最後に、#桑原巧光祭 とともに、TJBBの新曲photogenicが少しでも盛り上がってくれたら嬉しいです！



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？