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大切なものを、大切にするとは

今取り組んでいるワークの中で、小学生の頃を振り返りながら、私にとって「大切なものを大切にする」って結構難しいんだなと思ったので、ちゃんと残しておく。

自慢じゃないと断りを入れつつ、半分自慢なんですが(ウザイ)、子供の頃そこそこモテたんです。

これはちょっとクスッと話なんだけど、
小学校6年生の頃、すごく遠回りに友達経由で呼び出され、指定場所に行ってみると、ヤンキーの中学生が目の前に立っていた(中学校はちょい荒れていて、短ランならぬ、短ブレにボンタンかニッカ(違いがわからない)を着た方々がちらほら)

そこでなぜか、新品の鉛筆と油性ペンを渡されて、私の名前を書いて欲しいと求められた(サインかよ。笑)。目の前のヤンキーに怯えながら震えてサインすると、「気になっている」と気持ちを打ち明けられた。

鉛筆にサインのインパクトが強過ぎて、その後どうなったか何も覚えてないんだけど、なんで鉛筆だったのか。なんでサインだったのか。ヤンキーならなんかもっと派手な感じにできなかったのかな?とか。そしてあの鉛筆は捨てられたんだろうな。とか、どうでもいいことも思い出した。


で、本題はこちらで、ちょっと怖い話というか、小学校のクラスメイトにストーカー気味に好かれた話

ある日を境に、学校に行くと上履きの中が頻繁に濡れていて、登校しても履けないことがあった。なんで判明したのかは忘れたけど、ある男子の「唾」だということがわかった。

その男子だと特定されてからというもの、授業中はずっと強烈な視線を感じるし、ほぼ毎日、家に無言電話が掛かってくるし(何度切っても繰り返し掛かってくるから、母親が鍋叩いたりしてた。笑)、完全にストーカー状態

これまた詳細を忘れたけど、ある日の帰り道、家まで追いかけられた。もう本当に本当に怖すぎて、全力で走って逃げるも、足が遅いから絶対逃げきれないと悟った私は、振り返って「お願いだからもう勘弁してください」と大泣きしながら本気で懇願した。確かそこをきっかけに色々ストップした気がする。

でね、この時のエピソードを振り返ってみると、好きじゃない人にすごく好かれてもやっぱり嬉しくないなって当たり前の感想と、もう一つ。

その男の子は多分、今でいう凸凹があるタイプの子だったんだよね。だから度が過ぎてしまったところがあったと思う。だからなんというか、日頃の生活を見ていて言葉にはできなかったけど、私の中でたくさんの同情の気持ちがあって責めきれなかった

そしてまた全然詳細を覚えてないけど、1人の女の子が後ろで「こうしたらいいよ」ってアドバイスをしていたことが、後々わかって。

その女の子は頻繁に転校していて、その時は両親とではなくすごく厳しい祖母と一緒に住んでいて、いつも嘘を付く子だった。根はいい子なんだけど、とにかくトラブルメーカーって感じで。
きっとすごく寂しくて、なんでもいいから誰かに構って欲しくてしょうがないんだろうなと感じていた。

そんな2人のことを私は心の奥で本当に「かわいそうだな」と強く同情していたし、私は恵まれているからと思って責める気になれず、あまり強く出れなかった。

今改めて冷静に考えると、私が2人の背景として記憶しているものは、私の勝手な妄想で憶測だったかもしれない。でも当時の私はそうやって、相手の気持ちをあれこれ想像して、自分が我慢して相手を責めなかった

私はいつもこうやって、強く言ってしまえば「どうでもいい人」なんなら自分にとって都合の悪い人にまで勝手に気持ちを寄せるところがある。

これは極端な例だけど、例えば今SNSを使って仕事をしていると、ついつい何も関わりがない人や、ちょっとやり取りした人の背景を勝手に想像しまくってあれこれ考えて感情が揺れ動いたりする。

そしてここに、想像以上にたくさんの時間やエネルギーを注いでしまうこともある。(ここが、全く自覚ないのに「優しい」「愛情深い」とよく言われるところなのかもしれない。)

もし、私の時間が無限にあり、仕事をしなくてもお金が無限にあり、家事も育児もする必要がないくて、暇で暇でしょうがないなら、このままやりたいように、世の中みんなのために時間とエネルギーを使っていけばいい。

だけど、私の時間は当たり前に24時間。そして夫に子どもたちという、目の前に大切な存在がいる。そして私の元に来てくれた大切なクライアントさんもいる。

そして自分のために家族のために、仕事を楽しみたいし、お金もしっかり稼いでいきたい。つまり限られた時間とエネルギーをあっちこっちに使っている暇はないのだ。
今までそればっかりやってきたから、家族を蔑ろにしたり、仕事も中途半端になったりとっ散らかっていたんだよね。

本当に大切なもの、目の前にある大切なものを大切にする

私は無意識でいると、四方八方に意識が分散してしまうから、まずはそこを自覚すること。(とういうか、いつも周りの人から言われているところ。笑)
そして自分の大切な時間とエネルギーを、自分が心から大切だと思うものだけに使うと、改めて決める!

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