me6e技術考案

動機

SA46T(M46E-FP)の標準化提案を行って、試作と実証実験を行う中、MACアドレスのマッピングも可能であることに気づきました。もっと言えば、MACアドレスだけではなく、他のアドレスのマッピングも考えられます。意味があるかはわかりませんが、例えば電話番号のIPv6アドレス空間へのマッピングも考えられます。MACアドレスのマッピングにより、L2 VPN的の実現が可能になるので、こちらもターゲットにしたいと考えました。

背景

上記の繰り返しになりますが、SA46T(M46E-FP)の応用のひとつとして、MACアドレスのマッピング技術を思いつきました。

考案技術の簡単な説明

ME6Eでは、アドレスフォーマットは、Prefix + 多重化識別子 + MACアドレスとなります。
なお、SA46Tでは、Prefix + 多重化識別子 + IPv4アドレスです。

考案技術の特徴

MACアドレスはグローバルユニークだから、多重化識別子は不要なのではと思われる方いらっしゃるかもしれませんが、MACアドレスの枯渇も話題になることもあり、また、MACアドレスにはローカルアドレスというものもありますので、意味があると考えました。

特許

アイデアがまとまった時点で、特許出願すべく、明細書の執筆に取り掛かりました。出願されたのは2012年3月28日です。とりあえずは、ここでひと段落です。

なお、この特許は、PCTで出願され公開されたのは、約1年半後の2013年10月3日です。その後、2016年9月13日に米国で登録、2016年11月04日に日本で登録、2017年12月19日に中国で登録されたました。

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