何をしたいかで建てたい鯖が決まる!?
急遽、幾つかの記事を上げることにしました。あまりに急なことすぎて、ちょっとヘッダー画像とかも後から考えますが、ひとまず。
これは、わーさんが初心者なのにFediverse自鯖ハウツー本を書こうとして下書きしていた原稿からの転載になります。
目次記事はこちら。
※2024年3月10日時点での個人的な感想です。
とにかくメンテフリーで自鯖が建てたい!
→ホスティングサービスを使いましょう。Hostdonが有名です。
今はMastodonのホスティングサービスであるHostdonが最もお得感満載で、サーバーのメンテナンスもやってくれる感じです。おひとりさま程度の規模であれば、月額3桁で頼めます(空きがある場合)
Misskey系列のホスティングサービスは海外にあるとか無いとか聞きますが、国内で有名でないということは、何かが起こった時の前例も探しにくいということです。有名どころのサービスの方が、メンテフリーの度合いは高いでしょう。
英語は苦手なんです……
→公式ページが日本語のところから探しましょう。Misskeyとkmyblueが良い候補です。
ひたすら自動翻訳に突っ込んでも良いんですが、自動翻訳は偶にとんでもないなんちゃってを返してきたり、サービスによっては無料で使える範囲に限りがあったり、解説が動画だとストレスが半端ないので、サーバー管理を長く続けるつもりであるならストレスを減らす意味でも日本語メインのところを探すと良いと思います。
なお、Firefishも2024年2月頃にメイン開発者さんが日本人に交代しましたので、今後、日本語のページが充実してくるかもしれません。
自分ワールドを展開するのが楽しい(主に創作勢)
→広報をメインにするならMisskeyや、そのフォークであるFirefishなどが良いでしょう。
何がすごいって、ページ機能などを駆使することで、作品紹介ページからギャラリーから作品モチーフのゲームっぽいものまで作れることがありますし、ドライブ機能があり、同じメディアの使い回しが非常に便利です。(Mastodonにはメディア使い回し機能はありません)
また、サーバーアイコンやテーマカラーが変更できるのもMisskey系統の特徴の一つで、独自色を打ち出しやすいです。ブラウザから複数のアカウントを切り替えるのも楽なので、作品ごとにアカウントを分けても運用ができます。
仲間を募ってコミュニティを運用したい!
→中規模以上ならMisskey、小規模ならkmyblueも?
Misskeyのロール機能は、きめ細やかに権限が設定でき、時間経過で自動で当てはめたりもできます。また、チャンネルという内輪向けの会話機能もあるため、中~大規模な集まりを運用するには何かと便利でしょう。
一方、kmyblueもコミュニティでの運用を前提に開発されていますが、こちらは小規模、かつ内輪のノリを表に出しすぎないことを目標としているようです。
個人鯖でまったり雑談や身内話がしたい
→個人的には、kmyblueが好きですね。Firefishもまったりできそう。
絵文字リアクションのできるMastodonとしても有名になりつつあるkmyblueですが、投稿範囲を細やかに設定できるのも大きな強みと言えます。Misskeyとは、2024年2月段階でまだほぼ互換性がないですが、サークル限定投稿や相互限定投稿などが設定できます。
Firefishもあまり大規模向けには開発されていなさそうな雰囲気ですが、その分、Misskeyよりも落ち着いた雰囲気の画面です。
なるべく多くの人に安く効率よく自分の投稿を届けたい!
→大手鯖に登録しましょう(真顔)
自分の鯖にこだわる必要はありません。Mastodonフォークの1つであるFedibird、Misskey最大手のMisskey.io、そもそもFediverseにこだわらずとも、視野を広げればそこにはたいっつーからThreadsからBlueskyからXまで、多種多様なSNSプラットフォームがございます。
自分のサーバーを運用するには、一定の財力、知識もしくは検索力、精神力などが必要です。対価を払えない場合は、サーバーを爆破する勇気も必要です。もちろん、サーバーを閉鎖するときは、なるべく後腐れのない爆破を行いましょう。
末長く使いたいなぁ……
→開発の長く続いているMastodonかMisskeyが、安定といえば安定?
やはりフォーク、特に個人開発のフォークについては、中核メンバーの都合次第で開発が止まったりします。MastodonもMisskeyも10年近く続いているプロジェクトですから、その分の信頼を積み上げてきています。
なお、Mastodonの方が保守的で、メンテ記事なども見つかりやすい一方、公式が日本語なのはMisskeyなので、アカウントの用途も考え合わせてどちらを建てるか考えましょう。
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