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文化放送ラジオCM挑戦記 結果

文化放送第14回ラジオCMコンテスト、結果発表の放送から1週間が経ち、公式サイトでも結果が掲載されたので、一連の挑戦のまとめとしてnoteを書こうと思います。


と、その前に。


私のnoteやTwitterをフォローしてくださっている方でしたらご存知かもしれませんが、今回のコンテストでは『文化放送ラジオCM1,000本ノック』と称して、1,000本書いて応募するという挑戦を行っていました。

どんな経緯で挑戦したのかや、毎日の進捗などはこの記事と同じマガジンでまとめてあるので、もし興味があったら読んでみてください。ほとんどが「今日は何本書いた〜」とかしか書いてないので、最初と最後だけ見ていただければ…と思います。


では、結果です。



なんとわたくし、グランプリ&優秀賞をいただきました!!



『グランプリ』なんていう賞をいただくのは、コピー関連に関わらず生まれて初めてのことで、悔しさの無い最高の喜びとはこういうものかと、喜びを噛みしめております。


公式サイトの受賞作品は、来年になったら消えてしまう可能性もあるので、今回受賞した2作品と、最終ノミネートに残った2作品を書いておきます。

グランプリをいただいた『月桂冠 THE SHOT』

警官:犯人に告ぐ!人質を解放しなさい!!
犯人:うるせえ!俺はもう、こんな世の中に疲れたんだよ!
警官:わかった。じゃあ人質はいいから、お前自身を解放しろ!
犯人:え?
SE:キャップを開ける音
警官:これ、飲め!
NA:こんな世の中に、解放感を。一息つきたい時の日本酒、月桂冠 THE SHOT。


優秀賞をいただいた『小学館 図鑑NEOシリーズ』

子:パパ!見て見て!あそこに25ページがいるよ!!
父:おー、25ページだ。
子:見て!あっちには46ページもいる!
父:かっこいいな、46ページは。
子:うわぁー!52ページだ!すごいよ!
NA:世界は、図鑑の中にある。小学館の図鑑NEOシリーズ。


最終ノミネート『東京ガスコミュニケーションズ』

男1:うちの会社を好きになってもらうにはどうしたらいいかな?
男2:SNSでファンを作るとかどう?
男1:SNSかぁ、苦手なんだよなぁ。
男2:田中さんが詳しいらしいから、頼んでみたら?
男1:田中さんかぁ、苦手なんだよなぁ。
NA:人と人とをつなぎたい。届け!東京ガスコミュニケーションズ。


最終ノミネート『シー・アイ・シー』

女性:私の両親は、私が生まれてすぐ、死んでしまったらしい。
 でも、私を育ててくれた人がいる。
 おいしい食事を用意してくれたり、暖かくて快適な暮らしを与えてくれた人。
 私はずっと、この人と暮らしていきたい。
NA:ゴキブリは、あなたが育てている。害虫駆除なら、シー・アイ・シー。


書いた日


書いたCMは全てエクセルでまとめており、書いた日付もわかるのですが、改めて見てみると、それぞれ書いた日が11/29、11/19、11/10、11/21となっていました。

今回の応募期間は10/20〜12/20だったわけなんですが、最終ノミネートに残った作品は、だいたいその期間の中間ぐらいのとこで全部書いていたということになるわけです。全体の本数的には300〜600本ぐらいのあたり。

まぁ、たまたまかもしれないし、だからなんだっていう話ではありますが、課題を見てすぐ思いついたような作品や、逆に煮詰まりすぎてぶっ飛んだ内容を意識して書いたような作品は一つも残らなかったということかなぁ、と思います。


結果待ちの日々


挑戦記の最初でも書いていたのが「結果がでなくても、成長になるはず」的な話。

しかしやはり、これだけやって結果が出なかったら、さすがに今後のラジオCMへの挑戦も考えちゃうなぁ……。と、結果発表を待つ時期はかなりナーバスになっていました。

今年はリニューアルされ、例年とは締め切りや発表のスケジュールが変わったため、いつ連絡や発表があるのかもわからないまま待ち続けるのは、なかなかにしんどかったです。

結局、最終ノミネートへのリスナー投票が終わるまで、ノミネートされた人にも連絡はありませんでした!投票が公平に行われるため、ということだったようですね。連絡が無かったので諦めていたら、最終ノミネートされていたと知って驚きました(笑)


電話


最終結果の発表は3/25の放送だったわけですが、これは生放送ではなく、一週間前の3/18に収録されていました。最終ノミネート者には、その日の20〜22時に収録があり「グランプリの人には電話します」とメールで伝えられていました。つまり、電話が無ければグランプリじゃない、ということ。

その日は20時からずっとスマホを睨みつけて待っていました。グランプリに電話するのは番組の最後の方だろうから、21時半以降だろうな〜と思っていたのでそのぐらいの時間までは余裕がありましたが、21時30分を過ぎ、40分を過ぎ……そして50分を過ぎ…………。

ついにはスマホが鳴らないまま22時も過ぎてしまい、ダメだったか〜と諦めておりました。


しかし!22時12分、見知らぬ番号から着信が!!


普段滅多に鳴ることの無い私のスマホ。その瞬間、グランプリを確信し大きくガッツポーズ!!しかし電話に出ないといけないので、すぐに落ち着いてスマホをタップ。

電話の主は審査員であり番組パーソナリティのヒャダインさん。グランプリの喜びと共に、有名人と会話してる〜という喜びも。ヒャダインさんはニコニコ動画でロマンシング・サガの曲に歌詞を付けて歌っている頃から知っていたので、まさか電話で話せる日が来るとは……。


電話では審査委員長の中島信也さん、審査員の谷山雅計さんとも少しお話させていただきました。お二人ともコピーライター養成講座で講義を受けたことがあり、その後の飲み会でもほんの少し話をしたことがあります。谷山さんには昨年のコピーゴールドの発表の際にも……なんてそんな宣伝会議の話を文化放送でするわけにもいかず、そういうことは一言も言えませんでしたが、お二人と会話ができ、ありがたいお言葉もいただけて本当に嬉しかったです。


しかし、待っていた電話だったとはいえ、本当にかかってくるとテンパるもので、会話はグダグダ……。自分の話が実際に放送されるのかと思うと余計に緊張して、まだ寒い3月なのに汗だくで、電話を切った後も何を喋ったのかイマイチ覚えていないほどでした。

あんな会話がラジオで流れてしまうのか……と心配しながら一週間を過ごしましたが、実際の25日の放送では、電話での会話も結構編集でカットされていて、まともな受け答えができている感じになっていたので助かりました(笑)


最後に


と、今回の受賞に関しての裏話(?)はこんなところでしょうか。

この挑戦についての記事を読んでくれた皆様、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました!最初の記事でも書きましたが、「1,000本書くぞ!」という宣言を見守り、監視してくれた方々がいたからこそ目標を達成でき、最高の結果につながったのだと思っています!

相変わらず、「どういう発想でコピーやCMを書いたか」みたいな事が書いてない、役に立たない記事ですみません。



さて、今年は何本書くのやら。


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