【没構想】亀甲マン
知人に今度こそ漫画化して貰うつもりで書いたのですが、今度は普通に流されて没になった長編です(2/2)。
万が一にも描きたいという方などいらっしゃいましたらご相談ください。
【あらすじ】
私は縄稚結維、おうし座の高校二年生。
パパと二人暮らしってこと以外は、お菓子と体重と隣のクラスの下出君が気になる、ごく普通の女子高生。
だと、思ってた。ううん、思いもしなかった。自分がどれだけ平凡な毎日を送ってたかなんて。
自分が普通の女の子じゃなくなっちゃう、あの日までは――。
第一話「●●●●●●●●●●●●」
一話冒頭(お蔵入り)
けっこう気に入っているのですが、「亀甲縛りされたJKがすごいことになっちゃう話」として公開することを考えお蔵入りにしました。
登場人物
※最終回までのネタバレあり
亀甲マン(縄稚結維・なわちゆい)
父子家庭で育った以外は普通の女子高生。
パンモロ仮面(下出守護・しもでまもる)
仮面舞踏会でつけるような仮面をつけ、パンツをモロ出しにした変質者。
その正体は結維と一年生の時に同じクラスだったイケメンの男子で、結維は彼のことがちょっと気になっている。
幼い頃にありがちな「ヒーローになりたい」という息子の夢を聞き、先代のパンモロ仮面である母が「ヒーローとは大変なものであると教えて夢を打ち砕く」つもりで修行をさせてみたところ、その修行を耐え抜いてしまったため今に至る。
自分の弱さと向き合うことの多い修行を耐え抜いただけの実力を持つ反面、実戦で敵を前にすると優しさが仇となり実力を発揮しきれずピンチになることが多い。また、仮面が外れると羞恥心で力が抜けて戦えなくなる。
第2話ではピンチになった結維を助け、助けられたことによるときめきとパンモロというスタイルの狭間で揺れる乙女心。ブリーフ姿を下出君と重ねて高鳴る乙女心。割りと序盤で正体がわかり、こんな形で気になる男子と繋がりが出来て複雑な乙女心。
白眉
霊力を持ち人語を解するハクビシン。
縄稚家に代々伝わる亀甲縛剛術は亀甲縛りを自身の体に施す必要があるため、従者を常に連れ、場合によっては縛るための時間を稼ぐ必要さえあった。そんな中、結維のパパである先代の亀甲マンは霊力を持つハクビシンと出会い、彼女を従者とすることに決めた。実は結維のママ(安倍晴明が狐の子みたいなノリ)。
あのお方
悪魔。強烈な欲望や特殊な性癖を持つ者を、悪魔の囁きによって変質させ変質者にして楽しんでいる変態。
縄稚家や下出家のような性的興奮により身体を変質させる性質を持つ特殊な血に依存性の物質を混ぜた薬物で変質者を増やし活動資金も稼いでいる。
ロリコン回(構想)
パパの知り合いの女子小学生が最近、ストーカー被害に遭っていて、両親が留守にするタイミングで護衛を頼まれる結維。
明らかに怪しい男を発見、弁解するが言い訳は明らかにロリコンのそれ。
変質者絡みの事件ではなくほっとし(変質者絡みの事件だけど……)つつ通報しようとした結維は、女子小学生の助けを呼ぶ声を聞いて家に戻る。
そこには変質者(変質してる方の)の姿が。
人質を取られピンチに陥る結維だったが、捕まえていたロリコンが覚醒。
ロリコンvsロリコンの熱い戦いが勃発!
――不細工で暗い性格だった男は、昔から女性に相手にされずさみしい思いをしていた。
そんなある日、女子小学生と公園で遊んで貰い優しくされて、男は唯一自分の相手をしてくれた彼女に恋をしてしまう。
だが、男は叶わぬ恋を胸に秘め、女子小学生とはお友達として関係を続け、彼女の幸せのために尽くそうとする。
そんな男の前にあのお方が合われ、薬を与える。しかし男は、その薬を使うことはしなかった。
しかし、女子小学生のストーカーが変質者となって彼女に襲いかかった時、男は薬を使って自身も変質者へと変質。狼のような姿に変質する。
男は女子小学生を守った後、自身が女子小学生に恋心をいだくような悪い狼だと告白し、ロリコンの恐ろしさを教え関係を断とうとする。
しかし男は、オマセな女子小学生に論破され、以降は彼女の飼い犬として健全(?)な関係を続けることになるのであった。