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YouTuberホモサピ、塩酸と水酸化ナトリウム溶液を使ってザリガニから醤油を作る

3月20日、生きもの系YouTuberの「ホモサピ」(登録者数142万人)が「ザリガニから醤油作ってみた」と題する動画を公開しました。

https://yutura.net/news/archives/91634


アメリカザリガニから醤油を作る

ホモサピとは、虫や魚、雑草など自然にいる生きものを捕獲し、調理する動画を投稿している生きもの系YouTuber。生きものに関する膨大な知識や饒舌ぶりに加え、草むらで捕獲した生きものをその場で食べるなどの過激な動画が人気となっています。
動画の冒頭、「日本の料理界に革命をもたらしたいと思います」と意気込むホモサピ。「世界に誇れるチート級に便利な調味料」として醤油を紹介。本来醤油は大豆と小麦を使って作りますが今回はなんとアメリカザリガニを使って作るようです。そのためまずは水路からザリガニを数匹捕まえます。
醤油は普通、蒸して柔らかくした大豆を発酵させることで作られますが、「でもそんなの俺がやるわけないじゃないですか」とホモサピ。今回は「ザリガニを薬品にぶち込んで強制分解」するのだとか。「生き物を科学のパワープレイで液体に変えます」と意気込みます。
ホモサピは、醤油は「めっちゃざっくり言うとアミノ酸の液体」だと説明し、「元が何であれタンパク質は分解しちまえばただのアミノ酸」と述べます。ザリガニを選んだ理由として「魚醤(魚を発酵させて作られた醤油)があるんだったらあってもいいじゃん、ザリ醤」と話します。
まずはザリガニの皮を剥がし、可食部を取り出します。これと「醤油のコクを出すため」の頭部を塩酸とともに容器に入れます。このままだと反応に時間がかかるため、「化学の基本」の加熱と加圧をしていきます。加熱すると圧力がかかる金属容器に入れ、30分加熱します。



「塩気バッチリ」「エビ出汁醤油って感じ」

30分後、取り出し、冷却して容器を開けると中からは醤油の色をした液体が。ホモサピは「醤油!醤油!」と興奮を隠しきれない様子を見せます。ちなみに今回の醤油の独特の茶色はザリガニの糖とアミノ酸がメイラード反応と呼ばれる反応を起こして生じているそうで、醤油独特の香りもこの反応から生じているのだとか。
液体をろ過しますが、まだ強酸性のため中和することに。まずは重曹を使いますが、反応により生じた二酸化炭素とザリガニのヌメリケにより醤油が泡になってしまいます。そのため、方針変更して水酸化ナトリウム溶液で中和することに。
今度は成功し、試食すると「美味しい!」と興奮気味のホモサピ。「塩気バッチリ」「エビ出汁醤油って感じ」と大満足です。
その後「ザリガニ醤油」を手にして海へ。自身が「ジェネリックアワビ」と呼ぶマツバガイを採集します。身を取り出して塩もみをし、シャリと合わせて握り寿司を作ります。そしてザリガニ醤油をかけて口に入れます。ホモサピは「美味え!」と興奮気味。醤油について、「エビの出汁が溶けてますねって感じじゃなくてエビそのものが溶けてる感じ」とコメントしています。
この動画は大きな反響を呼び、22日18時30分までに100万再生を突破。YouTubeの急上昇動画にもランクインしました。コメント欄には

企画力が凄い…
どんな生活してたらザリガニを醤油にしようって発想出てくるんだ…?

毎回常人じゃ考えつかないことをやるの凄い

と驚きの声が寄せられています。


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