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150万回表示された「煽り運転で事故起こされた」ツイート 相手側弁護士のドラレコ公開でウソと判明?

煽り運転で事故を起こされたと主張していたツイッタラーに対し、相手方弁護士YouTuberがドラレコを公開し、主張は虚偽だと反論して話題を呼んでいます。


煽り運転主張するツイートが話題に。個人情報を晒すユーザーも出現

ことの発端は2月17日に投稿された「こいつに煽り運転されてつっこまれた」というツイート。投稿主は相手方の顔や車が写った写真をモザイク加工なしで添付していました。
この人物は続けて「幅寄せして急ブレーキふんでぶつけさせたくせに被害者ヅラしてんのまじでゴミ」「女横に乗せてさんざんイキリ散らして絡んできた」「煽り運転てか当たり屋常習犯だから手口、対応慣れてたのね、納得しますわ」などと、強い口調で相手方を一方的に非難しました。これが話題を呼び、ツイートは約150万回も表示されることに。さらに、相手方の氏名やSNSなど、個人情報を特定する動きも見られました。

ツイート内容はウソだった?

2月19日、弁護士YouTuber「藤吉修崇」(登録者数15万人)がツイッターを更新し、“相手方”の代理人となったことを報告。事故の様子を収めたドライブレコーダーの映像を公開しました。
(関連記事:「歩行者に道を譲られたのに違反切符 弁護士YouTuberが警察官とバトル」)
藤吉は投稿主の「煽り運転して突っ込んできた」「事故後にイキリ散らした」「煽り運転の常習犯である」とするつぶやきはすべて虚偽の内容だと主張します。
事故が発生したのは、交差点において、対向車線を走行していた相手が左折、依頼人が右折をした直後。藤吉は「もちろん左折が優先なのですが、依頼人がいけると判断して先に右折してしまったことに相手方が腹を立てて、煽った上で依頼人の車両に衝突してきました」と説明します。また、事故後「アカウント主は、依頼人の方が女を乗せてイキり散らして絡んできたとツイートしてますが、そんな事は全くなく、相手方の方が左折優先だろと一方的に怒鳴っていたのが真実です」としました。この場面もドライブレコーダーの映像が証拠として添えられています。
藤吉は「確かに右折の方法には問題があったかもしれません」としつつも、「アカウント主が依頼人の顔写真を晒してまで虚偽のツイートをして依頼人を攻撃するのは間違ってます」と指摘。依頼主は現在「家を特定される不安などで心身に不調を来して」いるそうです。



弁護士が注意喚起「SNSは使い方を一歩誤ると大変な損害を与える」

藤吉は今後、「早急にアカウント主を名誉毀損で刑事告訴および損害賠償請求をした上で、衝突による身体の痛みがまだ続いているので、それについても損害賠償請求をしていきます」「同時に依頼人の個人情報を晒した人物も適切な対応をしていく所存です」と、法的措置を取る姿勢を明らかにしています。
最後に藤吉は、SNSでの炎上が大きく取り上げられる昨今「SNSがこのような形で利用されることに憂いています」とコメント。「私自身、誹謗中傷対策を主に行ってきた弁護士として皆さんに伝えたいのが、SNSは使い方を一歩誤ると大変な損害を与えることを認識してください」と注意を呼びかけました。
藤吉のツイートは現在いいね約1万件、リツイート約6000件と、大きな話題を呼んでおり、一時は「左折優先」がトレンド入りしました。なお、最初に煽り運転を主張したツイート主は、20日昼頃までにアカウントを削除したようです。
ツイッター上では、もとのツイート主への非難があがる一方で 依頼主に非があったとする指摘も。どっちもどっちだという声も多数みられます。
また、藤吉が依頼主の顔や車にモザイク加工をせず、元のツイート主の写真を使用している点に「これ拡散しても依頼者の車両番号などプライバシーバッチリ載ってるのでよろしくないと思われますが」といった指摘も寄せられています。


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