ドンキー日記 2018年6月







6月30日

 日比谷野音。35年目のカーネーション「サンセット・モンスターズ」。なんという一日だ。梅雨明けの最高の天気。35年目にして初の野音。記念すべき大きな通過点。ほぼ予定通りの時間に収める。この日は撮影と録音もしている。
 打ち上げは渋谷の宮益坂あたりのお店。山本精一さんと「ラスト・ワルツのテーマ」を合唱。「突っ込んでる場合じゃなかった。録画しとけばよかった」と安田謙一さん。曽我部くんの豪快な買い物の話など終始マニアック。博文さんも遅くまで残ってくれた。

6月26日
 渡辺シュンスケくん、中森泰弘さん、真城さんとか、話を聞いてるだけで可笑しくて笑い過ぎちゃう。それも喉によくないので気をつける。

6月25日
 信濃町で3日連続でリハ。曽我部恵一くん登場。喉に負担をかけないように歌うのだが、小さな声しか出していないのに喉に疲れが溜まる。気をひきしめないと。マヌカハニーを手放せない。

6月22日
 まずは野音用のリハ開始。90年代のバンド部分。そして夕方に馬田くんとバンドウくんが参加。夜中まで事務所。やることの規模が大きいだけにプレッシャーで押しつぶされそう。徳永雅之くんと『ムサシノep』のポラロイドのやりとりなど。

6月21日
 パンフ、まだディスコグラフィがまとまっていないという状況。

6月20日
 小屋打ち合わせで野音へ。映像の人たちも揃ってくださった。実家でパンフ原稿の校正。

6月19日
 H.Mountainsの最高のアルバムのコメントを送る。「とことん」って言葉がだぶってた…。KERAくん用の野音資料をまとめて送る。アンコールのイメージ台本。立ち位置確認。

6月16日
 デリケートな日々。午後はクラウンの会議室を借りて河部菜津子さんと野音の衣装のフィッティング。移動して、国際フォーラムで吉澤嘉代子さんのライヴを拝見。とてもピュアな時間。楽屋へ行くとsugarbeansくんや伊賀航くんなど相変わらずで、可笑しくてたまらなくてホッとする。カンケさんや蔦谷好位置さんともお会いした。
 パンフの厖大なインタヴューの書き直しや修正を。

6月15日
 岡村靖幸中野サンプラザ公演へ。「野音よろしくお願いいたします」とご挨拶を。2ショットの写真撮影し忘れてへこむ。中野の新井薬師の方面のイタリアンへ。

6月14日
 ジョン・レイモンド&リアル・フィールズ公演。ギラッド・ヘクセルマンやばいよなぁ。頭の疲れが吹き飛んだ。陶酔のライヴ。<Real Feels>Tシャツを購入。

6月13日
 メールのやりとりがものすごいことに。野音の歌い分け指定、「トロッコ」の譜面送信、譜面差し換え等。白井良明さんとメールで音符の確認も。さすがにどたばた。
 パンフ用のインタビュー起こしが届いたので修正に入る。

6月12日
「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」野音用のアレンジをなんとか書き上げて送信。ブラスバンド部分のアレンジが果たして生でいけるのか。ブラウンノーズ1号はトランペット吹けるはずだが、ピアニカとどっちにするかで悩んでいる。あとは2号のグロッケンとロベルトのフルート。そこで佐藤優介くんに何を弾いてもらうかだ。マイク回線もセッティング換えもこれ以上増やせそうにないし、想像力にかけるしかないが、精神的に追いつめられてきた。

6月11日
 フィッティングがとび、風知空知の「アナログばか」へ直行。「リトル・フィート」特集。お客さんが持ってきた白盤の『Dixie Chickin』最高だった。あとぼくの『Last Record Album』テスト・プレスもやはり極上であった。

6月10日
 原真人くんの特典CDのマスタリングが届く。ほんといつもありがたい。ゲネ等、リハーサルについてのメールが何本も昨日からずっと送られてくる。
 立川ディスクユニオン「Drive Into Music」。これまでもだけど立川に来ると雨。油納将志くんとトーク・ショウ。打ち上げはイタリアン。

6月9日
 FM FUJI出演。 

6月7日
 佐藤奈々子さんの新作にコメントを。ケラくんや江口寿史さんのパンフ用の原稿が届く。なんかとってもジンとくる。ディスクユニオンの立川イヴェント用のレジュメ原稿を送信。
 父親の一周忌は中学時代に組んでいたバンド、APPLEの相方、山本孝男くん(僧侶の修行中)にお経をあげてもらうことに。

6月5日
 パンフのディスコグラフィが全然進んでいないのでピリピリ。
 「学校で何おそわってんの」アレンジの方向が決まる。山本精一さんからコメントを送ったとのメールあり。「ヘヴンとサンセット・モンスターズ、これはもういくしかない、ですね。気合い入れていかせていただきます!松江潤氏との共演になるんですね。ヤバいですねー」というお言葉。ゾクゾクしてきた。

6月4日
 仕事を片付ける。おたまじゃくし入りの譜面書いたり、野音のアレンジの方向性考えたり。特典CDも内容はあってもメンバーたちの許諾もらわなきゃなんで。色々とメールも。録音の問題はなんとかクリア。友人やスタッフに助けられている。
BGM : 新崎純とナイン・シープス「かじゃでぃ風節

6月3日
 野音のFC専用特典付指定席につくCDの選曲が大体見えてきた。あとはM.O.T.Eくんによるナイス・デザインのTシャツの色味とか、パンフのタイトル、堂島くんとの歌い分けを考えたり。

6月2日
 野音の録音の件で頭がくらくらしてきた。厖大な回線の数との闘い。PAの森山朝雄さんと録音係の原口宏くんを繋ぐ。なんとかなりそうか。

6月1日
 澤部くんのラジオの収録で麻布十番へ。そこからバスで渋谷。すごい人混み。まずは浦朋恵さんの現場へ。7th Floorで挨拶。先週、このライヴを知って、もしあの曲をやるのならと、せっかくならと思って志願したのだ。腹が減って蕎麦。100円ショップへ寄り、買い物をするも渋谷は苦手。湿気もすごいし、人負けするというか、ちょっとへたりそうになる。
 VIDEOTAPEMUSICくんとも初めてお会いしたが、胸に響くステージを演出していた。『世界各国の夜』も聴いてたし、大好き。小野瀬雅生さんがよく歌う伸びのいいフレーズを連発。「腹が減ってるとプレイが良くなることを知りました」と笑う。エマーソンさんもじつにいい音色だし、バンドの皆さんの音には心がいっぱい詰まってる。優しい。というわけで、浦さんのセンスのいい世界を満喫。曲も楽しく歌わせてもらった。エマーソン北村さんが気を遣ってくれて嬉しかった。それなのに『遠近(おちこち)に』をずっと愛聴してることを伝えるタイミングを逃してしまった。立川志らべさんも来ててまた落語の話を聞く。会うと楽しくて仕方がない。牧野琢磨くんも来ていてNRQのCDをいただいた。
 なんとか駅へたどり着き、大崎からタクシーで帰宅。どうも最近、実家に戻るとソファで数時間寝てしまう。とことん疲れてはいるのだが。朝の高速道路を走り、小菅のセブンイレブンでコーヒー。

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