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伊藤銀次&杉真理 トライアングル・ソングス

ビルボード、3年ぶり?4年ぶり?
この日のためにずっとビルボード会員になり続けていたんだと思う(笑)


センターど真ん中テーブル。2席目。
飛沫防止のパーテーションが邪魔。


味のあるメニューブックもただの印刷物になっちゃってた。
でも会員サービスはまだちゃんとあって、パウンドサイズのビールをいただきました。



定刻。
ステージ向かって左側に杉さん、右画に銀次さん。
登場してきていきなりあのイントロ。

M1 ダウンダウン (Vo.銀次)
M2 夢みる渚 (Vo.杉)

サビで杉さんがコーラスに入ったあたりから涙が止まらなくなった。
「夢みる渚」のイントロで追い討ち。この曲何度もライブで聴いてるけど、ビルボードで聴けるとは…!

銀次「今日は ナイアガラトライアングルライブということで、Vol.1がボク、Vol.2が杉くんで、その中からの曲をたくさんやります」

M3 幸せにさよなら (Vo.銀次)
M4 Love Her (Vo.杉)

Vol.1からの曲はこれだけだった。
どの曲もお互いがお互いでコーラスに入っている。
いきなり「Love Her」なんかやられてますます涙ボロボロに。

杉「ぼくも銀次さんもいろんな人に曲を提供していて、ぼくは300曲くらいになったんですけど、お互いまりやに提供している曲があるのでそれをやりたいなと。これはぼくがたぶん一番最初に人に書いた曲」
銀次「ぼくはまりやには1曲しか書いてないんだけど、依頼された時にピーター&ゴードンみたいなのをって言われたんだよね。で、持ってったら銀次さんの曲は日本語より絶対こっちの方がいいって英語歌詞になって、ついでにデュエットすることにもなっちゃって…。今日は杉くんとふたりでこの曲を」

M5 Crying All Night Long (デュエット)
M6 ガールフレンド (Vo.杉)

ガールフレンドをやるにあたり、共通項のある銀次さんが歌う曲をうまいこと持ってきたなぁと思った。
「ガールフレンド」なんて杉さんのライブでもなかなか聴けない。

ふたりにとっての大滝さんの思い出話。
銀次「福生にいた頃、ゲームやったり落語聴いたり一緒によく遊んだ。野球盤で遊ぶのに、サイコロを振るんだけど、ボクいつもゾロ目を出すんだよね。で、大滝さんがなんかインチキをしてるに違いないって言い出して、俺がいいっていうまでずっとサイコロ振り続けろって言われたから、こう、手の中でずっと振ってて、よしって言われたから転がしたらやっぱりゾロ目だった」
杉「井上鑑さんから聞いた話なんだけど、イーチタイムのレコーディングの時、大滝さんは120分テープでずーーっと録音してるんだって。レコーディングしているやつとは別に。で、鑑さんが“大滝さん、これ聞く暇あるんですか?”って聞いたら“鑑。お前は何にもわかっちゃいないなぁ”って言われて、結局どっちだか教えてくれなかった。で、何年か前に銀次さんと一緒に大滝さんのおうちのスタジオに遊びに行った時に、『イーチタイム』って手書きしてあるカセットテープがいっぱいあるのを見て、あ!これ!って思ったことがあるだよね。きちんと巻き戻しされてたから、聞いたのかどうかはやっぱり謎のままなんだけど」

そして大滝さんの曲を2曲。

M7 オリーブの午后 (Vo.杉)
M8 スピーチバルーン(Vo.銀次)
M9 NOBODY(Vo.杉)

まさか大滝さん曲、しかもこんな2曲が聴けるなんて全く思ってなくて、思わず息を呑む。
ハンドマイクで歌った銀次の「スピーチバルーン」が素晴らしかった。

ここで三角形のもう一つの頂点をスペシャルゲスト佐野元春!

そりゃ、来るんじゃないかとは思ってたけど、やっぱり呼吸が止まった。(心臓も止まるかと思ったw)

元春はにこやかにセンターに設置されたキーボードに向かう。

杉「3人でステージやるの…何年ぶりだっけ?」

M10 マンハッタンブリッジにたたずんで

イントロが出た途端思わず声が出てしまう「あぁ…」。
元春が 目の前で マンハッタンブリッジを歌ってる!
杉さんがコーラス入ってて、それが心地よい。

杉「コンテストの会場で初めて佐野くんに会ってこの曲をやってた。こんなかっこいい曲をやる若造がいるんだ!って衝撃を受けて、あれがあったから自分もまだ頑張ってる」

M11 Bye Bye C-Boy

引き続きキーボードで。

もう最後の曲なんですよ。
と前置きして、元春も前に出てきていつもの赤いフェンダーを肩からかけて。

銀次「佐野くんが隣にいるってそれこそ何年ぶりだろ?」

M12 A面で恋をして

大滝さんパートを銀次が。
♫恋の裏表を〜とこからの3小節は順番に、最後の♫もうお手上げさ のところは3人で。
元春は自分のパート♫シリアスな気持ち〜 の入りをミスって、2章節分飛ばしてた。
あとで自分のこめかみを撃つような仕草を。

再びメンバー紹介をして一度捌ける。

encore
M13 君は天然色

キーボードのセンチの細井さんがAの音を響かせて、もうそれで胸がいっぱい。涙もいっぱい。

再び元春をステージに呼び、

M14 彼女はデリケート

立ち上がりたかった!
デリケート デリケート のとこで拳振り上げた。

あとでトイレで友人に会ったら「なんかすっごい前の席でノリノリの人がいるって思ってたんだけど、なおちゃんか!」って言われた(笑)

こんなに最初っから最後まで1曲残らず泣きながらライブ観たの、ずいぶん昔に今はなき六本木のスイートベイジルで杉さんの「Stargazer」全曲ライブと翌年の「Mistone」全曲ライブ以来かも。

これであと元春の「週末の恋人たち」が聴けたら…いやいや、贅沢は言うまい。

行かれてよかった。

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