皐月賞の考察２
① 皐月賞は中山芝2000ｍですが・・・
他の中山競馬場で行われる芝2000ｍとは少し様子が違います
下の表をご覧ください
中山金杯など中山芝2000ｍのレースは６種類あるのですが
皐月賞だけ前傾ラップ（ハイペース）となります
2000ｍの内、
前半５Ｆ（1000ｍ）のタイムが59.0 後半５Ｆのタイムが59.3
この２つを比較すると
前半タイムが0.3秒速い
これを前傾ラップといいます（ハイペースと同じ意味です）
他の５レースはすべて、後継ラップ（スローペース）
後継ラップでは、後ろにいる馬が道中で脚をため、
直線で、キレる脚、瞬発力を必要とするレースになることが多いです
一方、前傾ラップでは
ついていくために、４コーナーでよい位置をとる目的で
脚をためる必要があるのに知らず知らずのうちに使ってしまい
かんじんの直線で思うように伸びない（＝上がりがかかる）
レースとなります
したがって、小回りでコーナー４つ、
そして最後の直線に急坂がある中山芝2000ｍでは
４コーナーで先頭をとらえることが可能な位置をとるために
３コーナーからロングスパート合戦になることが多いのです
４コーナーをまわってから、ためていた脚を使って
差し切ろうとしても、ジリジリとしか伸びず差し届かない
ということになります
東京競馬場のような豪快な瞬発力が期待できません
差し馬にとっては４コーナーでの好位いす取り合戦が重要なのです
４コーナーで真ん中より後ろにいればほぼ絶望です
それでも届くのなら、その馬 大物
下の表をご覧ください
皐月賞過去10年で、後継ラップになったのは
2019、2017、2015の３年ですが
前後の差は0.1秒、0.2秒ですから、ほぼ平均ペース
といっていいでしょう
それに対し、黄色の５年は明らかに前傾ラップとなっております
前半1000ｍタイムの方が1秒以上速いです
勝ち時計が２分をこえるような
時計のかかる馬場、タフな馬場になったときは
前傾ラップとなり、ついていくために脚をためることもできないため
上がりがかかって、瞬発力、キレる脚が使えなくなる傾向があります
まとめると
軽い馬場 → 時計が速くなる、上りも速くなる
瞬発力、キレる脚が必要
タフな馬場 → 時計が遅くなり、上りのかかる
スタミナ 持続力が必要
芝2000ｍを走った全レースをがんばって調べました
ただし、多くの馬が出走した
ホープフルＳと弥生ディープ記念のみ、まとめて最後に一括記載しました
ではどうぞ
そのレース全体の内容を知らせるためです
お間違えのないようにお願いします
ここで、前傾ラップとなったのは次の３レース
芙蓉Ｓ エリカ賞 そして ホープフルＳ
です
ほとんどが後継ラップ 超スローペースもありますね
皐月賞は必ずとは言えませんが前傾ラップになることが多いので
① 前傾ラップを経験している
② そこで結果をだしている
この２点が重要だと考えます
このことから私の考える軸馬（推し）は
キラーアビリティ ジャスティンパレス 大穴でラーグルフ
です
中山３戦全勝、中山2000、２戦２勝の
弥生ディープ記念勝ち馬アスクビクターモア
にも当然人気は集まるでしょうが私は軽視します
上の結果を見ていただくと分かるように
中山2000ｍ、２戦２勝と言えどどちらも後傾ラップ
前傾ラップの経験がありません
今回こなす可能性ももちろんありますが最後の直線で垂れるとみました
七武海アスクは押さえにしか買えません
ビーアストニッシド、デシエルトの逃げ２頭も
逃げ切るのはムリとみました
皐月賞で、最後に逃げ馬が勝ったのは
2008年キャプテントゥーレ なんと14年前です
ちなみに、前61.7後ろ60.0の後継1.7秒でした
あと、2000ｍ未経験の四皇イクノイックスは
経験がないだけに分かりません
私は道中脚をつかわされ瞬発力不発とみました
中山も未経験小回り４コーナーうまく回るか不安があります
全幅の信頼はおけません
右回りも初
はじめてづくしの四皇イクイノ
乗るのは重賞24連敗のルメールちゃん
これでこれるのか？ どうなんだ？
（でも次のダービーでは、ベルーガと並んで単候補です！）
ダノンベルーガもこれまた
中山はじめて 右回りはじめて
新馬戦で東京2000経験していますが超スローペース
少頭数でもあったため参考にもなりません
共同通信杯のあのキレる脚を見せつけられるとたいへん悩むのですが
イクイノもベルーガも
前傾ラップの持久力戦で
あの前走の脚が使えるか疑問です
しかも２頭ともキャリア２戦 不安です
ちなみにキャリア２戦は過去10年で0-0-0-5
全滅です
結論 四皇の２頭、前傾ラップにうまく脚をためられず
馬券内にはこれないとみました
ただし、後継ラップになることもあるので
イクイノーとベルーガは、馬連１点でおさえようかなと思います
（ダービーでこの２頭本命にする予定）
では結局勝つのはなんなの？
ということになりますが
鞍上を考えなければ現時点で
四皇キラーアビリティが優勝にもっとも近いと思います
２番手は七武海ジャスティンパレス
ともに前傾ラップのホープフルで結果を出した２頭
これを軸にしたいです
あと、四皇ドウデュース安定感が魅力です
かならず勝っておきたいです
そして大穴ラーグルフ
弥生ディープ記念で大敗（最下位）しましたが
あれは後継ラップ
おもいきって目をつむります
前傾ラップ２戦経験し
目立たないけどこれは推しデータと考えています
オッズがつくのなら
弥生ディープ記念のことなかったことにします
弥生は最下位でしたからオッズはかなりおいしいはずです
あとはヒモとしてオニャンコ、ボーンディスウエイかな・・・
七武海アスクビクターモア、デシエルトは買いたくありません
来たらそのとき ヤケ酒飲みます
（参考）現在の中山競馬場の馬場状態は？
先週、中山芝1200ｍの ﾘｽﾃｯﾄﾞ春雷Ｓで1.06.8という時計が出ました
実はこれは
あのロードカナロアのコースレコード1.06.7と0.1秒差なんです
これは1200ｍなのですが、
今の中山芝は馬場が軽く時計が速くなると想像されます
一般に軽い馬場になればなるほど
走破タイムとともに上りも速くなるため
後方からの差し、追い込みが決まりにくくなります
さて皐月はどうか？
② 四皇限定 推しデータと消しデータ
最後に四皇限定で推しデータ消しデータを
明日、全頭対象で推しデータ消しデータやります
消しデータ① キャリア不足
キャリア２戦 イクイノ × ベルーガ ×
消しデータ② 中山初、右回り初
イクイノ × ベルーガ ×
推しデータ③ いろいろな馬場経験
ドウデ小倉東京阪神中山 〇 キラー阪神小倉中山 〇
（キラーは次のダービーでは左回り初で、消しデータとなる）
推しデータ④ 2000ｍ初
イクイノ 1800の２走のみ ×
推しデータ⑤ 1800経験 全頭 〇
1800の速い流れを経験しているほうが良い
推しデータ⑥ マイル経験 ドウデ 〇
Ｇ１朝日杯でマイルの速い流れを経験し勝ち切った
この経験は大きな魅力
推しデータ⑦ キタサンブラック産駒 中山大不振
イクイノ ×
消しデータ⑧ ハーツクライ産駒 皐月賞大不振
ベルーガ × ドウデ ×
推しデータ⑨ ディープインパクト産駒 皐月賞大活躍
キラー 〇
ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ産駒 キラー ○
推しデータ⑩ 推し騎手 ドウデ（武）〇 ベルーガ（川田）〇
武は大阪杯３着桜花賞おしくも２着
前日にはＧ２ﾆｭｰｼﾞｰﾗﾝﾄﾞﾄﾛﾌｨでジャングロ優勝
風は今、ゆたかに吹いている
川田は桜花賞、直線あのきゅうくつなところから
強烈に追い込んでハナ差勝利
さすがだ
川田は凡走も少ない
今年重賞 3-3-5-7 で２桁着順たった１度
11着が１度あるが、他はすべて７着以上
比較のためにルメールとたけしの重賞成績（今年）は
ルメール 0-4-0-12 ２桁着順５度
たけし 1-1-4-15 ２桁着順３度
（ここはＪＡＰＡＮなので
ルメールの海外の成績は入れなません）
推しデータ⑪ 消し騎手 ルメール× たけし×
ルメール 昨年12月から重賞24連敗継続中
たけし
ﾉｰｻﾞﾝﾌｧｰﾑ×ｷｬﾛｯﾄﾌｧｰﾑ×たけし×１番人気×Ｇ１レース
３連敗中
キラーもちろん有力だがみんながたけしを嫌い人気下降中
単勝予想２番人気だったが桜花賞がおわったあと
４番人気まで急降下
たけしを嫌うか、（人気さがったのを喜び）たけしで勝負
あなたは どっち？
ワタシは・・・ わかんない(笑)
買うには買うが軸にはできないかな？
３列目かな・・・ もうわかんない(笑)
では
明日は、「皐月賞の考察 ３」を投稿します
全馬の消しデータ、推しデータです
ヒモさがしにおつきあいください
ちょっとだけ前置きを
馬番⑦ かならず買いましょう！
馬番発表は あす木曜日の１４時すぎです
いま現在 水曜日の１２時すぎですので
あと２６時間ほどで枠番馬番発表されます
ワクワクすっぞ
本日もみてくださり、ありがとうございました
昨日は時間がとれず投稿できませんでした
ほんとうに申し訳ございませんでした
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