stand.fm音声配信 #788【リクエスト回答回・医療ネタ】足底腱膜炎
今回は足底腱膜炎についてのリクエストをいただきました。
足底腱膜炎は体重がかかった時に足の裏やかかとに痛みが生じる疾患です。
スポーツ選手に多いですが、スポーツ選手に限らず起こる疾患です。
比較的頻度は高いです。
足底腱膜は歩くときや走るときに、足をついた時から蹴りだすときに体重がかかって伸長されます。伸長が繰り返されることで微細損傷が起こって足底腱膜炎が起こるとされます。
運動開始直後や起床して歩き始めるときに痛みが出やすい。
長時間運動することでも痛みが出やすい
基本的には保存治療。
シューズが古くなって摩耗していたり、中のクッションがへたっていれば、足底腱膜の負担が大きくなります。シューズの影響を大きく受けるので定期的に買い替えることが大切です。
シューズはランニングシューズやウォーキングシューズのようにクッション性のあるシューズを履くことが望ましいです。
偏平足やハイアーチなどの足の形状に問題のある方は足底腱膜炎のリスクが高くなります。
リハビリとしては
炎症期間は安静にする(スポーツ中止)
物理療法で疼痛の緩和
足部のや足趾の柔軟性改善
足部・足趾だけでなく、下腿や大腿部の柔軟性低下も影響するのでチェックする
インソールを作ることもある。
安静時の疼痛は炎症
動き始めの疼痛は組織のタイトネス(硬さ)
長時間運動したときの疼痛は不良動作や筋機能不全
による影響であることが多い。
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