声を作る。
今日は
「声を作る」
ってことなんですけれど。
子どもや老人、
人外キャラなど、
普段の自分のナチュラルな声では
表現が難しいキャラっていますよね。
子どもや老人や
人外キャラだけでなく、
自分の性格と真逆なキャラクターでも、
(例えば底抜けに明るいキャラが
自分とは真逆だった場合とか)
表現が難しいと思っている方、
大勢いますよね。
これはよく、
アニメで起きやすい現象ですね!
アニメって、
自分と違うどころか
地球上ではあり得ないキャラとかも登場するし、
外画の場合は、
そこまでぶっ飛んだキャスティングは
アニメよりは少ないと思うんですよね。
自分が普段やらないキャラだなぁとか、
自分とは真逆なキャラだなぁとか、
そもそも人間じゃないなぁとか思っても、
これ以前の「台本読解が苦手」のメールでお伝えしたことと同じなのですが、
「どういう声でやろう」ではなく、
演じるキャラクターがどういう性格なのかとか、
どういう背景を持っているのかとか、
周囲の一人一人と
どういう関係なのかとか、
そこを研究してみてください!
キャラクターになろうと思ったら、
そのキャラの性格だったり
感情や感覚だったり
周りの人との関係性や、
一人一人への想いなどを、
自分自身が持っていないとなれないわけですから、
そこを頭でプラン立てるのではなく、
感じてください!
役が変わるから声が変わるのです。
役作りが声を作るのです!
(三ツ矢雄二さん談)
ただたまに、
ディレクターに
「もっと低い声でお願いします」
とか、
「もっと高い声でお願いします」
とか、
言われることもあると思います。
それがあまりに普段の自分と
かけ離れた発声の場合、
ベテランの声優さんでも
声の高低ばかりに注意が行くと
芝居でなくなってしまう時があるから、
気をつけないとと思っているそうです。
声を作るということはそういうことです。
作ろうと思っている以上、
作ることに意識が行ってしまっているので、
芝居になっていないのです。
しっかりキャラクターとして生きれば、
声なんてそのキャラらしくなりますよ。
もちろん、
結果的に自分よりそのキャラが合う人
自分より制作陣が求めている声の人
というのはいると思いますけどね!
(だからオーディションで落ちたり受かったりするわけです!)
そんなわけで、
自分とかけ離れたキャラだなーと思う時こそ、
キャラクターを知ること、
キャラクターが見ているものを
自分も見ること、
キャラクターが感じているものを
自分も感じること、
に、Tryしてみてください(^^)
…とは言え、
あまりに声でキャラを作ることに慣れすぎて、
声を作っていることを
演じていると思っている可能性もあるかもです。
自分はキャラクターとして、
感情も感覚も感じ生きているかな?
生きていると、
視聴者に感じてもらえる演技になっているかな?
自分ができていると思っても、
視聴者にそう聴こえていなかったら
ただの自己満足でしかありませんからね。
わりといらっしゃいますよ。
演じている(と思っている)ことで
自己満足されている方。
それに気づいていない方。
演技を見ればすぐにわかります。
S&Sにはいない(と思います)けど。
あなたはいかがですか?
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自己チェックしてみてください♪
演じているのか声なのか、
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お読み頂きありがとうございました。
佐山直子
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