メジロラモーヌ

史上初の牝馬三冠を達成したメジロラモーヌ。青鹿毛に白い流星。まず見た目が好き。強いとなれば尚更。
牝馬三冠を達成したのはもちろんですがこの馬の凄さはその三つのトライアルまで勝利している事。
4歳牝馬特別(桜花賞トライアル)→桜花賞→4歳牝馬特別(オークストライアル)→オークス→ローズステークス→エリザベス女王杯。
今ではトライアルも使わないケースが多いのに、桜花賞馬がオークスのトライアルレースに出るなんて考えられません。
デビュー戦がダートだったのも意外です。

桜花賞が出走馬が22頭で13番ゲート。この頃の桜花賞は外枠が圧倒的に不利なコース形態だったはず。外枠引いた瞬間に絶望です。
オークスも出走馬22頭で10番。この頃のオークスはゼッケンの色が珍しいけど(紺色のゼッケンにピンク色?の数字)少し見にくいですね(笑) でも個性があっていいと思います。
桜花賞、オークス、どちらも危なげない走りです。
同世代にこちらも名牝ダイナアクトレス。そしてユウセンショウやゴーカイとユウフヨウホウのJGⅠ馬兄弟を輩出したユウミロク。

エリザベス女王杯は早めに動いたせいか最後詰められましたけど、逆にどんなレースでも対応でき、勝ちきる強さを見せました。

近年は続けて牝馬三冠を達成する馬が現れましたが、長く[メジロラモーヌが唯一]という時代が続きました。それほど難しい事だったのでしょう。もちろん、レース形態も違うので比較も難しいですしそもそも比較しなくていい問題です。

しかし改めてレースを見てみると、本当に[美しく強い]見れば見るほど惚れこみますね。当時いたら大ファンになっていたと思います。

産駒から活躍馬が出ませんでしたが、子孫に2008年川崎記念を勝ったフィールドルージュ。2019年香港ヴァーズを制したグローリーヴェイズがいますね。

残念なのは4歳(現表記3歳)で引退してしまった事。引退レースとなった有馬記念は不利がありましたし、もう少し続けてもらえたらどんなレースに出てどんなパフォーマンスを見せてくれたのか。そう思ってしまいます。

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