競馬の馬具 馬装

人間でも防護や防寒様にも目の部分以外を頭からすっぽり覆ってしまういわゆる【目出し帽】的なやつがありますが、以前被った時に音が聞こえにくくなる等、集中力が上がる感じがありました。その時にふと「メンコしたらこんな感じかな?だとしたら結構効果あるのかも」と思いました。そんなふうに「競馬だったら」「馬だったら」ふとそう考えてしまう事が多々あります。

目が結膜炎になった時には「今日は片側だけブリンカーする」と片目に眼帯をやりましたが、かなり不自由しました。同時に片側だけブリンカーやチークピーシズをしてる馬も時々いますが、逆に気にならないのかな?変な感じにならないのかな?と思ったりします。ホライゾネット(パシュファイアー)は視界を遮りすぎてないか?とも思いますし。

チークピーシズを着用している馬も増えました。僕が最初にチークピーシズを見たのは2002年ジャパンカップに参戦したイギリスのストーミングホームでした。当時は「何あれ?何つけてんの?」と驚きました。それ以降、日本の馬でも着けてる馬が増えてきたと思います。ブリンカーに比べ矯正効果はわかりませんが出走登録時に装着申請をしなくていいようなので使いやすいのかもしれません。そもそも何故ブリンカーだけ装着の届け出を出さなければいけないのでしょうか?これは調べましたがわかりませんでした。
[ブリンカーは登録時に装着の届け出が必要]
[チークピーシズは装着の届け出は必要ない]
視野の遮り方はわかりませんが使用するにあたり大きな違いがあります。

「シャドーロールといえば?」は今や世代によって答えが変わりそうですね。ナリタブライアンかアーモンドアイになりそうですが、今はもう【国枝厩舎】のイメージなのかもしれません。ただし僕は【緑のシャドーロール】はサンデーサイレンスです。

昭和の写真や映像(ハイセイコーが活躍した頃かな?)を見ると、出走馬のほとんどがメンコを着けてる時代もあったようです。なぜだったんでしょうか。
メンコも耳まで覆う物と耳が出てるタイプもありますが、昭和の馬のほとんどは耳まで覆ってるように見えます。対して耳が出てるタイプはブリンカーを着ける為と見た目の装飾でしょうか。

用いられる馬具のほとんどが主に視野や音を遮る物が多い印象です。馬は繊細で敏感な生き物。音に驚かないように、視野を狭めて集中力をあげたりなどが仕様する理由だと思いますが、最近は見た目の装飾で着けたりもありますね。

昔はシャドーロールを着けている馬や、勝負服にコーディネートされた肢巻をしてる馬が好きでしたが今はシンプルな方が好きですね。そして今も昔もメンコは顔が隠れるので好きではありません。馬装にも厩舎独自の特色が出ていたりしてその辺りを見るのも好きですね。

以前はパドックを回っている時は鐙は鞍の上でとめてる場合が多かった気がするけど、今は下ろしてる方が多いな。とか。ハミまで詳しくはわかりませんが、リングハミをしている馬は難しい馬なのかな?とか。気にして見ても効果がどの程度かがわかりませんが、そうした違いを見るのも新しい発見があったりして楽しいものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?