シンザン

シンザン記念というレース名と京都競馬場に像が残っているので【歴史的に名を残す凄い馬】ですね。

シンザンが勝った時の日本ダービーの出走頭数が27頭。出馬表はどうなっていたのでしょうか。目眩がしそうで見るのが大変そうですね。

最後のレースとなった有馬記念。外ラチ沿いを走る映像は何度か見たことがあるのですが、それ以外のレースはほとんど見たことがありませんでした。
有馬記念もそうですが菊花賞も全馬結構外を回ってるようにみえますし、最後の直線カメラワークの問題もあって急に画面に映った姿に驚きました。【鉈の切れ味】と言われてたのは知っていましたが確かにすごい脚です。そして【シンザン鉄】と言われる特殊な蹄鉄を履いていた事からもわかるように、ストライドも凄く大きく見えます。当時の馬の中では圧倒的に強いのがわかります。しかし、蹄鉄を工夫しないといけないぐらいのフットワークというのは、生き物としてはどうなんでしょう?
別に否定するとかでは無く、普通に考えれば当たらないように脚を運ぶと思うのですが。脚が当たれば痛いはず。となると痛くないように脚が当たらないように運ぶはず。走る時に当たるような事があればまともに走れないだろうし、下手すれば転んでしまうのではないかと思います。
でもそれをしないから蹄鉄を工夫しないといけない。

シンザンの走る才能がサラブレッドとしての能力を超えてたんですかね。表現が難しいです。

八大競走のうちの五つを勝ったので【五冠馬】と評されますが、今のGⅠで言うと宝塚記念を含めた【六冠】になるんじゃないでしょうか?何で五冠を強調するのでしょう。恐らくグレード制導入前の事なので、歴史がそう言わせるのでしょうけど、今の競馬ファンはそれを聞くと五冠=GⅠ五勝と勘違いする方もいそうですけどね。僕自身も勘違いというかミスをしていました。同年代の友人に「シンザンて今でゆうGⅠ何勝してると思う?」と聞くと『五冠馬だから五勝じゃない?』という返答。どうやら僕だけではなかったようです。安心したわけではありませんが、やはり誤解を招く表現になってしまっている気がします。

皐月賞後の日本ダービーの前に1つレースを挟んで2着。その後日本ダービーはしっかり勝つ。菊花賞前の2つのレースも2着。しかし本番菊花賞はきっちり勝つ。最後の有馬記念の前に走ったレースも2着。今でいう前哨戦等は2着でも本番は勝つ。見せ場をわかっているようです。

19戦15勝2着4回の連対率100%
種牡馬としてミホシンザンを輩出。当時のサラブレッドの最長寿記録。『シンザンを超えろ』の言葉が日本競馬の新たな目標、指標になったり本当に素晴らしい名馬なんだと実感します。

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