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いい人間関係は「育てて築く」もの
いい人間関係は、一朝一夕では育たない。
一番大事なことは、「育てる」「築く」という姿勢だ。
要は、いい人間関係は、自分の元に幸運が舞い降りるかのように来るものではない、ということだ。
出会いは、幸運が舞い降りたかのようにやってくるかもしれない。
しかし、そこから、信頼し心を許しあえる関係になっていくには、努力が必要だ。
相手の話を親身に聞いたり、自分も自分の心のうちを相手に開いたり、長い時間を共有することで信頼関係が生まれていく。
何もせずに、人間関係がどんどん熟成されていくことはない。
そして人間関係である以上、双方の努力が必要なのだ。
どちらか一人だけが努力するのでは、うまくいかない。
お互いが、それぞれに相手との関係を育てるというマインドセットがあって初めて、いい関係が熟成されていく。
これは友情関係でも愛情関係でも同じだ。
家族関係でも同じだと私は思っている。
では、具体的に人間関係を育てる、とはどういうことだろうか。
私は、自分が自分の労力を相手にあげることだと思っている。
例えば、
相手に自分から連絡する、
相手と会う時間を作って定期的に会う、
困っていたら手を差し伸べる、
相手の考えを受け入れる、
などなど。
自分からしていく、というのが大事だ。
相手がしてくれるかしてくれないかは問題ではない。
自分がその人と繋がりたいと思うなら、自分の時間や労力をあげるというマインドセットだ。
いい人間関係ができる時は、相手も同じことを思ってくれて、
気づけば自分はもらう側にもなっている。
助けられる、元気付けてもらうような時が出てくる。
そうやって双方が相手のために思いやる時間や労力の積み重ねが、
素晴らしい信頼関係を熟成する。
ところで、自分が相手といい関係を作りたいと思っても、
相手がそう思ってくれない時がある。
自分は相手にアプローチしても、相手が熱量を返してくれない時もある。
これはどうしようもない。
他人は変えられない。
自分のベストを尽くしても、相手にその気がないなら、少し引くなり時間を置くなりすればいい。
それでもダメで、最悪関係が切れることもあるが、それはしょうがないと思う。
最後に、
年月をかけて育て人間関係はかけがえのないものだ。
一日やそこらでじゃできない。
育てて築いていく、この姿勢があって素晴らしい人間関係ができていく。
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