ホソクの女、ひと夏のテテに恋をする。

※いつも以上に自己満文章です
(深夜テンション過ぎて消す可能性すらある)


私は、ホソクの女である。

私の愛するホソクは情熱を持って働き、思いやりを持って他人と接することができる。少し不器用、かっこつけてるなぁと思うときもあるが、彼と一緒にいることで私の豊かさは約束されるのだ。そんな"間違いのない"スーパーダーリン、私のホソク。

今は少し会えないけれど、マメに近況を教えてくれるし、寂しくないよ、また帰ってきたらきっと私を幸せにしてくれるってわかってるから。だって間違いのない男なんだから。


なのに、なのに…。

彼に心奪われるなんてな…🤦‍♀️


Slow Dancing、何これかっこよすぎん?と自分の眼(まなこ)は正面からまっすぐキムテヒョンの美しさを捉えつつ、そこで繰り広げられる美しさと違和感(虚構)の風景に、ぼやーっとした切なさが迫ってくる。
私の感情は、みるみるバグっていく。

あれ?なんだろう、おかしい、
美しくて胸が痛い…?

いつもの如く素敵な解説記事を沢山拝見したが、このテテの"Slow Dancing"については、ただただこの美しい違和感から目を離してはいけない、考える前に自らで感じなきゃ、と直感的に思った。


あれは中学生、多感な時代の私の中には、同じようにこんな南の島が存在していたような気がする。当時好きだった音楽から美しさを取り込んで再編集・再構築して、こうやって自分だけの島の中で遊ぶ。現実の、なかなかにシビアな女子中学生の世界でたとえ思うように笑えていなくても、1人の時間を見つけては、その虚構の島で永遠の夏を謳歌していた。


そんな女子中学生も、大人になるにつれ徐々に全然悪い意味でなく現実で生きる自分を満足させられるようになっていったというか。
だからホソクみたいな人を尊敬しているんだよ、現実を見つめて、誠実で謙虚で、他人をリスペクトして真っ直ぐに生きる彼を。

でもなんだろう…冒頭にのろけた(?)ホソクの間違いのなさが、99.8%を99.9%にするようなストイックな積み重ねだとすると。対照的に、今回のテテが見せてくれた世界には"ある角度から見るとそれはそれはもう150%の正しさ!"みたいな最強さがあって。その分、別の角度から見ると0%だよなっていう類のもので…。でも全てを賭けてみたくなるような尊い、危ういキラキラなのだ。

テテが見せてくれる常夏の島も、私がかつて妄想の中で遊んでいた風景も、自分の中でそれ以上にないくらい大正解でパラダイスなんだけど。現実世界の他人から見れば "え、何このカタツムリ"とか、"スタジオのオーロラで何はしゃいでんの"とか、取るに足らないただの不正解なのだ。彼のビジュアルや佇まいがどっからどう見ても100点だから成立しているのだよ。これは。

でも、それで何がいけないわけ?
と、中学生のなおちょりんは言う。あなたはもっと馬鹿になって生きていくべきじゃない?確かにホソクは99.8%の幸せをを99.9%にするように100%の努力を傾けてくれるけど、それであなたは100%報われるの?それより一か八か、南の国のテテと寄り添って生きよう…?あなた、もともとそういうクレイジーなやつでしょ…?


と、やたらディーゼルのノースリーブが似合うテテの手を取って駆け出して行きそうになったひと夏のなおちょりんだったのでした。
茶番はここまでにして、Slow Dancingのテテの世界観が大正解すぎてなんかそういう衝動的な思いになりかけたりもしました、引き合いに出してごめんねホビ。


ちなみにこの前初めて一緒にお酒を飲んだ後輩に"ダメンズ好きそうっすね?"とか言われて、ああバレてる…と思ったというエピソードを添えておきます。
ちゃうねん、、ダメンズが好きなんじゃなくて、こう現実とうまく馴染めなかった頃の自分のコンプレックスと誇りがないまぜになった感情を呼び覚ましてくれる、大丈夫?ちゃんと生きれてる?と心配したくなる少年のような人に何だか惹かれてしまうんだよ???

とはいえテテの深く渋い、包み込むような達観したような声は、彼自身のピュアさそのものを超えて、ピュアさと摩擦を起こす切ない現実…みたいなのも包含した響きを持っているようにも聞こえて。切ない運命を背負ったおとぎ話の勇者のような尊い男性にも思えるのです。
私のしょうもないダメンズ癖エピソードと結びつけてしまって本当に、本当にすみません…。


シュチタで話してくれた2018年の憂鬱の時もこのSlow Dancingの趣旨と合わせて聞くと、スッと優しい気持ちで理解できた。テテはやりたいことやらないとエネルギーがなくなる、そうわかっている心強い大人たちがいるのも安心する。ボンボヤで天の川を見上げて大人になった(とナムさんが歌詞にした)テテ。次はオーロラを見て何を思うのかしら。
(ってかこれでまたInner Child聴いたら泣いてまう。)

テテの行く道、生きる世界があるできるだけこれからも美しく彼を包み込んでくれますよう!

P.S
今回のソロ曲、CouldとかWouldとか助動詞の過去形が多くて、英語ネイティブでない私でも"きっとエモい表現なんだろうな"と肌で感じれた。芸術は言語を超えるな…!違ったら恥ずかしいな…!

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