SUCHWITAのような"熱くてゆるい飲みの場"は、きっと豊かな人生の原動力になる

自粛モードももうすっかりなかったかのように、私の周囲でもいろんな飲み会が開催されている。

ストレスを発散するという意義だけではない、ゆっくり仲間と話し、共感し、それぞれストーリーを共有することによって、飲み会は豊かな人生を送るための原動力・中継地点になり得るのだろう…ということを、

BTSのSUGAことユンギがホストとなってお酒を飲み交わす番組、SUCHWITAを見て改めて感じました、というお話。
(つまり、恒例のSUCHWITA感想回です)

BTSのコンビの中でも最推しであるユンギ×ホビ回ということで、書くぞ書くぞ…と気合いを入れつつモタモタしているうちにグク編のプレミア公開が終わってしまった。(グク可愛かったなー)

というのも、書くことが思いつかないくらい自然すぎるコンテンツだった、というのが率直な感想だからである。次々明かされるソロ活動の裏話や今後のリリース予定のボリューム感にも関わらず、なんだかすごくすんなり話が入ってきた。なんせ流れが良い。お互いの話がスムーズで、自然すぎる。

まずユンギヒョンの名MCっぷり。
"新しいコンテンツ…"、"J.Cole先輩…"とキーワードを投げかけ、ホビに答えてもらうという応答だけでどんどん番組が進行している。
うーん会話に無駄がない(編集も楽だったんじゃないかと予想)。ユンギにトークの才能があるのはわかっていたが、この2人の阿吽の呼吸感特にはんぱないぞ!

そして、ホビの完璧な姿勢と活動をユンギが笑いながらいじるという、今回何度も見かけた場面。正直、これでホッとした視聴者は多かったんじゃないですか?
ていうか私がまさしくそうで。褒め称えるだけでもなく、呆れるでもないユンギのちょうどよいツッコミに、1年越しで救われているホビペンがここにいる。ありがとうユンギ。

さすが私の最推しケミ、"SOPE"である。

↑BOMB史上最も好きなSOPE動画です


BTSの人たちって、みんな本当に一生懸命、実直に生きてるじゃないですか。己と深く深く向き合い、自分にも周りにも嘘をつかないっていうかつけない。その姿、良くも悪くも賛否両論巻き起こすし、見ている側も心穏やかになれないことがある。

そんな中、ユンギは番組"SUCHWITA"を通して、ひとりひとりの話をゆるーく聞きながら、BTSのストーリーをマクロに捉えなおそうとしているんじゃないかな、我々に伝えようとしてくれてるんじゃないかな、と今回思ったのです。

例えば"僕らって結局情熱でここまでやってきたよね"、と最近やたらユンギが繰り返しているのは、たぶん楽曲Run BTSのこのパートで言いたいことに近い。

バンタンの成功理由?
俺も知らん そんなのどこにある?
俺たち皆必死こいて走ったんだ
不平を口にしようが走ったんだよ
答えはここにある ハハ

noaさんの和訳より

自分たちの今の華々しいステータスそのものより、その理由、必然性、道こそが重要なんだ。でも、しかめっつらして命削って考えること、"血汗涙"の結晶で伝えることだけがもしかしたら全てじゃないかもしれない。だってBTSもARMYも、一緒に年を重ねていくんだもんね。60歳になっても側にいられる未来を描くため、もっと気楽に考えてもいいよね、我々。

あの真・防弾会食で"いつまでもあんな激しいパフォーマンスできないよ!"と笑ってたユンギが、この1年でそんな結論に辿り着こうとしている(ジンくんは元々そういう境地にいそうだが)。そして私たちにも教えてくれようとしている…?だからなのか、最初のナムさん回では、除隊後のことなんか何もわからないと言っていたユンギ、最近は第六世代までいくぞ!と未来の話を積極的にしてくれるもんね。泣ける。


BTSに限らず、アーティストに限らず、頑張る人たちにはきっとこういう飲み会が重要なんだ。欲求不満と葛藤をグルグルと抱えもつ20代のアオハル的な飲み会じゃなくてさ、清濁飲み込んでそれでも淡々と頑張り続ける、アラサー以降の大人な飲み会でも。

自分(たち)はどんなことを乗り越えてここまでやってきたのか。その過程でなにを考えてきたのか。まずはその考え方の足場を固めて認めてあげる。そうやって点と点を繋いだ自分たちだけのストーリーの延長に、自然と進むべき未来が見える気がする。

いや別に飲み会じゃなくてもいいし、毎回誰とでもそんな飲みをしたいというわけでもなくって。SUCHWITAのような仲間と時間を大事にしたいなぁと思ったんです。まずは自分が誰かにとってのユンギになりたい。ホビやグク、もちろん他のメンバーのように後から振り返ってストーリーを語れるような、自分にも仕事にも嘘をつかない、情熱の生き方を認め合いたい。

SUCHWITAみたいな飲み会をどれくらい持てるかで人生の豊かさが変わってくる気がする。
…まあSUCHWITA、正確には飲み会でなくて番組なんだけど。

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