ラヴィットロックになんだか元気をもらって、じーんときたんだよねというお話


"思い出すのは、君の歌…"

日曜日のちょっとした作業のお供に迷わず選んだVaundy「怪獣の花唄」。口ずさんでしまうよ〜と文字通り自分でもメロディが口をついて出てくる。

よかったなあ、昨日。
ラヴィットロック。

8月24日、親愛なる推し・Aぇ! group末澤誠也さんの30歳を祝うべく会社のAぇ担3人で集まった際に、みんなでラヴィットロックを見たのだ。
用事があって途中から見たのだけど、とても良かった。すり減った心に元気を注入してもらえた気がしました。


大昇くんの歌うまっぷりにびびる

特によかったのが、美 少年 岩﨑大昇くん。
冒頭に述べたVaundy「怪獣の花唄」を歌いたい!というコーナーがあって、他に歌唱を希望する方々とミニゲームをし、コントを経て無事彼が歌えることになるのだけど……めちゃくちゃ良くて!!!(これが言いたいがためだけにnote開いてる感すらある。)

思い出すのは、君の歌……、
歌い出しから鳥肌が立ちそうだった。

正直なことを申し上げると美 少年さんについてはメンバーの顔と名前が一致するくらいで、浮所くんのビジュと声が好きだというのと、大昇くんって肩幅が広くて歌がうまくてってくらいの予備知識と印象だったんです…


歌、ここまで上手いとは……!
というか歌声フェチの私に刺さりまくる魅力的ヴォイスだった。


身体全体から声が出ている感じがする。大好きな末澤誠也さんも身体全体で発声している感じがあってとても好きなのだが、末澤さんが声の光線をびゅーん!と出す感じの声だとすると、大昇くんは太陽のように場を照らす声というか。ふわっと広がる光の粒を1音ずつ置いていくような眩しさ。メロディの高音と低音には若干ロック調の掠れが混ざり、光の中に青春の苦さがプラスされるようで切ない。

穏やかながら凛々しい顔つきと、広い身体に似合う柔らかさがある。
余裕とフレッシュさが同時に存在している。
どうやって言葉にしようか…と彼の声を思い出してみてるけどうまく伝えられないな。どうか何かで音源になりますように、お願い…!


後半センターステージに駆けて体を傾けながら歌う姿。身体いっぱい声が発せられていることがより感じ取られた。少し疲れてきたかな…?と思うも、最後の煽りまで会場は彼の躍動感ある眩しい光で包まれていた。

怪獣の花唄、結構誰が歌ってもかっこよく仕上がる曲だよね、と職場でたまに行くカラオケで思っていたけど笑、彼のカバーは格別だったな。上手い下手を超えて、曲が伝えたい世界観の一部をちゃんと表現できていたということだと思う。

(彼の歌をもっと聞きたいんだけど、何を見聞きすればいいんだ…TikTok持ってなくてさ涙)


こんな佐野ちぇん、聞いたことない

表現といえば、そう、佐野くんの話です。
「いつもは100点を狙うけど、今日は感情を込めて歌います。」みたいなことを言い放ってセンターに入るさのちぇん。金曜レギュラーのオリジナル曲を合唱団風に歌うというものだったんだけど、ラストに待っていた英語のソロパートが圧巻でした。

発音しにくいメロディの流れだな頑張れさのちぇん……と思いつつ、の最後の最後。「I really wanna hold ya(だったかな?)」というフレーズがあって。holdまで裏声で歌うのに、1音上がるyaでいきなり地声だと、、?!そしてロックらしく音を敢えて揺らして下げていて。(参考:WANT!!の末澤さんの「すきーなんだー」)
有り余るエネルギーというか、もどかしい衝動みたいなものが代々木第一に響き渡る。

こんな強くて劇的な声出せたんだっけ、と私の頭の中の佐野歌声データベースを引っ張り出したけど、もしや初なんじゃない…?誰が例あったら教えて…?
これまで、するすると自由自在に伸びる声、エレメントは植物!(イヴルルドなおちょりん)と定義してましたけど、あの歌声から光の柱がどどーっと放たれて代々木体育館がハイパー神聖な教会に見えたもんな。
ウェディングベル鳴ったもんな。


那須さんイケメンの要素しかない

もう一つ、ラヴィットロックでのMNM(モスト・なおちょりん的・モーメント)を挙げるとすると、なすなかにし那須さん!
元々ビジュが好きなんですけど笑、歌声も独特で豊かでうまくてもはやイケメンの要素しかない。


とっても贅沢な、大人の文化祭

オアシスを淡々と歌う嶋佐さんもおだみょんも思った以上によくて(失礼)、Vaundyと一緒に私のプレイリストに入りました。

いやっなんかさ、この感じ、バンドやカラオケで誰か身近な人がカバーしてその曲を思い出とともに好きになっちゃう感じ……控えめに言って青春、青春なんです!!あるでしょ?皆さんもあるよね?ね??(圧)

言ってしまえばラヴィットロック自体がそもそも代々木体育館で開かれる豪華な文化祭。
おだみょんの、コード握り変えでメロディが止まる感じも、それを見守る観客も、まさに文化祭の弾き語り。前述のカッコ良すぎる大昇くんを見つめる大昇担が、どうようちの彼かっこいいっしょ!って誇る彼女にも見えた。(これも文化祭あるある。)

決してうまくはない人もガチな人もごちゃまぜ、それぞれにストーリーがあって、パフォーマンス前に流れる映像は半分笑いで半分ガチで。本人の言葉からは、歌えて気持ちいい!と恥ずかしい!が入り混じった自己開示の本質も見え隠れする。


……いやそう、そうなんだよね。
文化祭の歌って、非日常で、真面目と笑いと快感と照れが交差して、汗臭くてキラキラしてるんだ。どなただったかな、「おじさんだって、楽しい!」と叫んでおられて、とてもいいなと思った。
なんかこう、音楽本来のシンプルな楽しみ方を目の当たりにしたようで元気をもらえたんです。ちょっと最近、自分にも人にも(推しにさえも)理想を求めすぎているのか、すり減ったり思い詰めたりすることが多かったから。


ちなみに私はド体育会系ながら文化祭大好き人間。自分ではアジカンとエルレガーデンのコピーバンドをやってたし、文化祭のバンドで年上やクラスメイトを好きになったりもあったかんね!!!忘れもしない、その時の曲はスピッツのロビンソンとポルノグラフィティのROLLと……あっそんなの聞いてない?すみません。
半分笑いで半分ガチで、恥ずかしいと気持ちいいが交差して。自分で書いていてめちゃくちゃいいなと思った。いつまでも文化祭みたいに生きていきてえよ。


いつもありがとう、ラヴィット

あなたを安心させるためにラヴィットは明るくあり続けます、とラストの曲前に川島さんは語った。

ラヴィット、Aぇがたくさん出させてもらっていることを除いてもかなり好きだ。毎日、8時過ぎに家を出るのが本当に惜しい。
好き・楽しいというポジティブな感情を分け合いたいというモチベーションで全てが進むじゃないですか。ありそうでなかった番組ですよね。内輪ノリを極めるのに疎外感がなくて、オープンなのに熱狂的なファンがいて、素晴らしいコンテンツ。

ラヴィットロックも、ただの陽キャによる手触りの良い祭り(言い方)ではなく、ひと匙の苦さやエッジの効いた感じがあって好きな雰囲気でした。

明日からも私はTIMEからのラヴィットを見るよ!

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