世界の平和?巨大な秩序?いいえ、すべては美しい希望の一瞬の積み重ねです。


何気なくひらいたラインニュースが、"j-hopeが自身のカムバを総括するポストをした"ことを教えてくれた。

ニュースはいつもの如くその先の…の話の文脈で語るけど、私としては文章がまあ美しくて彼らしいことにただただ、胸がいっぱいになったのだ。

"英語レベル・並" なりに意訳を進めていくと、
今回の活動のみならず彼自身の自意識への思い葛藤、気づき、達成感がまっすぐ綴られていることがわかる。

I think j-hope is a made up of a series of little things coming together.
j-hopeという人物は、小さなことの一連の積み重ねでできていると思う。

もう、一文目からとても彼らしい。

なぜなら"小さいことの一連の積み重ね"こそ彼の本質的な素晴らしさだと私は常々思っているからだ。

昨日ちょうど友達のユンギペンさんに言われたんです。

"ホビは…イケメンというかハンサムというか
美人ですよね。ほら、笑い方とか。"

彼は、もしかしたら一般的にパッと目を引くアイドルではないのかもしれない。でも一度、ダンスはもちろん彼の所作を見てしまうと、途端に目が離せなくなるのだ。目尻が下がり、口角が綺麗にあがり、可愛いハートが生まれる笑い方でさえ。


結局、所作や動作は "一瞬一瞬の繋がり"から成り立つことを、スポーツ研究者のはしくれでもある私は仕事柄よく知っている。ノイズがない、滑らかに繋がる一瞬の繋がりによって、美しさは作られる。それがj-hopeという人の魅力。


バドミントンやら蹴球の動作は滑らかと程遠かったりするじゃないですか(ここ笑うとこです)。逆にそれが、彼の美しさ=彼が積み重ねてきたものだけに現れる本質、ということを強く感じさせられるから、私は彼をもっと好きになってしまうんだ。

そして、本文に戻るとその本質がどう形成されているか、過程を教えてくれている。

Little by little I and we have kept create and shaping ourselves.

少しずつ、私/私たちは、自分自身を創造し、形成し続けてきました。

わざわざ "I" and "We"としているのは、最初聞き手である私たちを含めてくれてるのかなと思ったけど、"j-hope/ホソク" という意味かもしれない。そっちの方がしっくりくる。

Music is same to me.
I studied and create as music ebbed and flowed through me always, every where.

私の作る音楽は、すなわち私です。
いつも、またどこでも、音楽が私の中を満ち引きするように、私は学習しながら、創作活動を行ってきました。

Music = Meの構図。

グループパフォーマンスを俯瞰的に確認する目を求められる一方、どうやったら、自信を持って自分の音楽を発信していけるのか悩んでいたであろう彼。その辺の苦悩が垣間見えませんか。

結論は、音楽が自分の中で"Ebb and flow"する状態を作ること。Ebbはあまり聞き馴染みない英単語だったんですが、"潮の満ち引き"という、ただ流れるのではなく、行ったり来たりするイメージを持たせるものかと理解しました。Moonを思い出します。(ジンくん元気ですか?)

"学習"も、よく登場する彼らしい言葉ですね。


(ちょっと待って、既に1500字なんだが書き切れる…?)

Along the way, two bits of flint stike with a shower of sparks.

その過程の途中で、2つの火打石がぶつかり火花を散らすのです。

潮の満ち引き、という穏やかな表現が急にここで激しいものとなる。

j-hope/ホソク、客観/主観、冷静/情熱。
二項対立は、結局のところ潮の満ち引きのようなものであるが、その過程では実際ぶつかり合うもの。うん、なんかこの人の最近を見てると希望を生み出すためにあえて自分を絶望に打ち付けてるみすら感じるもんな。

The flames feel more intense maybe because this is the part that's tough for me, that challenges me.

炎が私にとってより激しく感じられるのは、それが私に立ち向かってくるもの、手強いものだからでしょう。

炎といえば最近だとArson、ナムさんのflowerworksにも出てくる花火が想起されますね、バンタンの世界的な成功が良くも悪くもコントロールしづらい現象になったという文脈で炎が比喩に使われていると思います。

急に個人的な感想なのだけど、二項対立の炎を誠実にそのまま見せてきたからこそ、彼やBTSの音楽はここまで多くの人の共感を深く得るものになりえたと思うの。

でもその炎が燃えれば燃えるほど、彼らにとってはよりキツイ時間を過ごすことになったのではないだろうか。彼自身のテーマそのものであるからこそ、終わりない葛藤が続く。

I think all I did these days was relive this process in my mind, over and over again.It still feels like a dream!

ここ最近私が行なっていたことは、このプロセスを何度も思い返すことでした。
今でも夢のようなんです!

この人が何かにつけて何度も思い返す、問い続けるということはもうわかりきっている。
本当にもう…。

でもその中でも、やり遂げたという達成感や安堵感が、最後の一文から読み取れた。

今でも夢のようだ。
ナムさんの言うfireworksをまた思い出した。

With it, my belief that the truth prevails always and everywhere keeps getting stronger too.

そうした思いもあり、"真実はいつもどこでも最後には勝つのだ" という信念も強くなっています。

また出た、always and everwhere。
一瞬一瞬妥協しない姿勢が節々に現れてますよね、j-hopeという人は…。

そして prevailという言葉も、単なるwinより、"最終的に勝つ"という意味合いが強いので、たとえ厳しい過程でも、耐えるための拠り所をずっと持っていたという気持ちが見て取れる。
そう、彼は希望の人です。


次に続くのはまさに希望の言葉。

I had fun!
And I was happy!
とても楽しかったです!
そして私は幸せでした!

funの前に"a"はいらないのかしら…?

…てかやめてよ過去形。
泣けるから。やめて。

Because truth more than triumpth makes me content, my inner light more than my succeess.

なぜなら、勝利よりも真実が、成功よりも私の中の光が、私を安心させるからです。


彼は音楽のキャリアから少し離れることになる。

でもWhereever my way(Outro:Ego)、彼の中の光を信じて行く先が正解だと信じれそうなことが、商業的な成功よりも何より今の彼の幸せの理由なのではないでしょうか。

contentは、satisfyよりも控えめな満足の表現ということで、"安心"と訳してみました。
まだまだ手放しの満足ではないんです、きっと。彼にとっては。

Thank you for listening to a song that means much to me.
I love you !!!

私にとって大きな意味を持つ曲を聞いてくれてありがとうございました。
愛しています!!!


長くなったからもう多くは語らないけど!!
テテのコメントの通り、
かっこいいよホソク!!好きだ!!!!

彼の過程の全て、そこから作られる一連の美しさこそが、何より私たちの希望です。

こちらこそありがとう、j-hope。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?