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今こそ初心LOVEを語ろう(3)

今日でまとめまでいくぞ!!

例の如くYouTubeバージョンを見ていくけど、何度見ても新鮮な気持ちでキュンとくるわ…初心…。


2番も言いたいことはたくさんあれど、終わる気がしないのでCメロから行きますぜ!

何から伝えて
(どうにかなりたい?)
神様お手上げ
(どうにもならない?)


えっと…

えっ??

こいつ、ずっと歯切れ悪いよな!笑

何から伝えたらいいかわからない。
そもそも自分はどうなりたいかもよくわからない。
そんな自問自答を続けておられます。

いやーでもわかるわ。
プレゼン作る時よくそう言う逡巡する。
あれ?このプレゼンの目的なんだったっけ…。聴く側に判断してもらう?承認してもらう?相談?あれ…?と手が止まるやつ。

そういうときって、先回りしてうまくいかない可能性考えちゃう時が往々にしてある。

どうせ、"どうにもならない…?"
と。

やっぱ "あの子" ちらついとるな。
君はあの子とかなりいい感じで、自分の気持ちを伝えると邪魔すると思っちゃう?
我をうまく出せないんですね。

神様お手上げじゃなくてあんたがお手上げなんだろ。

たった一言で世界が変わるのさ

えっと…これは誰の言葉?
未来の自分視点?
そう、あの時の一言で僕の運命は変わったんだ…

その一言とは…


ずっと離れたくなくて
でもやっぱ言えなくて
ハッとなってギュッとなってWow yeah

君の笑顔で僕の鼓動ざわめくんだ
そうさ

ねぇ 今もだよ


その一言は何かというと、

ねぇ、今もだよ。


ここ、どう考えてもクライマックスじゃないですか。

で、その言葉を出すための主人公の逡巡を歌ってるのが推しである大橋なわけでごさいますよ。

ちなみにここ、私いつもついつい耳を澄ましてしまいます。推しの声が良すぎて。



もしかしてさ、もしかしてこれ雨で2人で歩いてる1番の途中だったりする?

あー帰りたくない…離れたくない…
次いつチャンスあるかな…
でも言えないよなぁ…だってどうなりたいかわからないんだもん。前述の通り。
だって君にはあの子が…。

いやっ!!
やっぱ自分の気持ちに嘘はつけない!!

となったのが

ハッとなって、ギュッとなって

ですね。

もうこの大橋のギュッとなって何度聞いたか。大橋の声ひとつで私の心もざわめくのだよ。

そして…

ねぇ、今もだよ。


他verもいっときますか。

ねぇ、今もだよ…

いやぁぁぁぁぁぁってなるけど。


なる。なる、なるけど。


このセリフ、すごく妄想を掻き立てられません?

何がどう今なの????
ねえ????ねえみっちーー!

これ、レコーディング風景見たらさ

"えっ今もだよ…?"

なのよ。

それをみっちーが変えてるのよ。

えっ、と ねえ、で
なんか情景が変わってきません?

●"えっ今もだよ"ver
君👧: 
昔はさ、私たちちょっとお互い好きみたいなとこなかった?笑 懐かしくない?笑

僕👦
えっ、(少なくとも僕は) 今もだよ…?爆

MVではみんな接近戦繰り広げてくれてるので積極的に使っていきますね。


●"ねえ今もだよ"ver
君👧: 
昔はさ、私たちちょっとお互い好きなんじゃないかなと思ってたんだー。でも今はさ…あの子が…

僕👦
(食い気味で)ねえ……
今もだよ???

シンプル、しぬる。これ。


確実に"ねぇ"verの方がいいやん。
ねえ!で会話を遮って、溜めて

…今もだよ?

うーわ。うわ。
もう、なんなのもう。

こう…ちょっと急に男出して強く出てるのもいいし、切実な感じもあるし、なんならちょっと気持ちは泣きそうになってる感じなのがいい。


でさでさでさ!

これもうひとつ、もうひとつ思うことがあってさ。もうひとつ言わせて。お願い。

例えば君と僕が無事付き合えたとして。
倦怠期を迎えたとする。もしかしたら別れの危機かもしれん。

君👧: 
あの頃はさ、すごい私のこと好きでいてくれたじゃん?でも今はさ…私たち、もう…

僕👦:
ねえ、今もだよ…?


という2周目verも妄想できるのである。

だって、くっついて離れてしてるし、めげないロミジュリだから。
多分何回か別れてるんじゃないかなと思って。側から見たらめんどくさいカップルである。
(でも幸せになってほしい)

こうやって何周も何周も、もしかしたら2人は

今もだよ?

にハッとなってギュッとなって、を繰り返しているのかもしれない。


このまままとめに入るよ!!


◾️まとめる

結局"初心LOVE"と言う曲が何を伝えたいかというと

初心だったね〜〜と

あとから自分を振り返りたい、初心を客観視したい気持ちに対して、

"今もだよ" 
と、否定をする強さ、なのかなと。


そしてなぜ人は"初心"から距離を置きたくなってしまいたいかというと、

"初心とは、直視できない、生々しい感情だから"

だと思う。


その感じが、やたら意志のないネガティブな歌詞であったり、煮え切らない、疾走感のないメロディだったり…に表れていて。

かつ、曲の構成として、時間軸がごちゃごちゃだったり思い込みが強い主観とやたら客観が入り混じってる情緒不安定さ。

それが何層にも重なって重厚な曲として綺麗に仕上がっている、それが魅力だと思う。

そしてそんなグルグルとした煮え切らなさに対し、

出会ってしまった君は太陽

という半ば諦めたような受動的かつ、太陽という強い表現。
そして

こうしよう二人はめげないロミジュリ

と、謎の定義を自分に言い聞かせることが
この曲に芯を持たせているように思える。


…自分にとって本当に大事なもの(=太陽)に出会ってしまうと、人は冷静じゃいられなくなる。
大きな理想を心の中に抱えて、うまくいかない現実に対してこんなはずじゃないあんなはずじゃないと頭を抱え、自問自答を繰り返す。

考えて気づいて時には衝動に身を任せて、きっと後から後悔する。

そんな初心な気持ちが、きっと誰にもあっただろう。そんな自分を思い返すとなんだか直視できなくって、

初心だね!!

と嘲笑ってしまいたくなる。

もう自分は成熟したから、と距離を置いてしまっていないだろうか?


だって私はもう30超えてて、もう… 
もうそんな…だって…  


…ねぇ、

今もだよ?



…そう、彼らは永遠の初心の伝道師、
初恋、恋心、初心の妖精。

私たちが初心から遠ざかろうとする時

ねえ今もだよ、と甘くささやきに来るのだ。

その一言で世界は変わるのさ。

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