自分らしく闘う:"誰も置いていかない" WEST兄さんへの尊敬が止まらない(METROCK2022)

実は8月の初めに国際学会で発表するという挑戦の機会を得ていました。
いやぁ…もうどアウェー。本当アウェー。
すごく緊張したし手応えなんて全然なくて、発表前も後もずっと不安だった。

とはいえ。
アウェーをアウェーたらしめてたのは、
本当は他でもない私なんだよな。
痛いほど自覚していた。
"わかってもらえなくたって仕方ないし、忙しいし?"プライドを守るために半身で構えて、この貴重な機会を有意義に過ごすという姿勢が明らかに足りなかったと思う。

じゃぁどうしたらよかったのかな、自分らしさを失わずアウェーでどうやって闘う…?と
フワフワした気持ちで考えていた時、WESTさんの昨年のMETROCK動画を拝聴しました(今年はサマソニに出るのか!!)。

こ、こいつはすごいものを見てしまった…!

今、20回目くらいです。再生。
恥ずかしながらWESTは昨年のYouTubeから履修し始めたので、フェスに出ていたことすら知らなかった。夏フェス問題、関ジャニすら賛否両論あったのに、楽器すら持たず踊るだと…?!

…結局のところ、フェスできちんとステージを成立させられるかどうかって、バンドスタイルか、とか自作曲かどうか、とかあんま関係ないのかもしれないな。アイドルらしい振り付けを残しつつ、クタクタになるまで会場を煽って巻き込み、一体となって歌い踊る。かっけぇ、かっけぇよWEST兄さん!!!

エモい言い方をすれば、

"今、ここ"で、
己の魂を見せる覚悟があるのか。


ライブの実力がすごすぎるのは言わずもがな、そうした心構えは私に足りなかったことそのものでもあった。


ということで、ビギナージャス民わたくし、重岡くんをはじめ彼らの言葉に学ぶことばかりである。その一端を紹介させてくださいませ。

① 『この景色を忘れないために』
景色って、自分だけでも聴衆だけでも成り立たないものですよね。すべては一期一会で、このステージに立つにいたるまでの自分と周りへの信頼と感謝が込められているような気がした。"うまくやらなきゃ"と視界が狭くなる時、自意識にしか目が向かない時は、この言葉を思い出すといいかもしれない。

② 『誰も置いていかない』
WESTがアウェーをものともせず巻き込むことができるのも、この思想によるものが大きいと感じている。自担と言えるほどでもないが好き…な私が堂々とこうやって尊さを語れるのも、"誰も置いていかない"彼らのパフォーマンスやバラエティのわかりやすさがあるからだ。
ただこれめちゃくちゃ難しいからね…。
その後に続く、"手をあげよう!"とか"跳ぼう!"とか、しっかり相手にお願い?お誘い?をしていることがポイントなのだろうか。ほら、お願いって拒否されたら辛くて最初に予防線張りがちじゃないですか。それを真っ直ぐやる熱意が、私にもあったらなぁ。

③ 『愛してる!!!』
王子様アイドルが言えば甘いチョコレートのように包まれた言葉、彼らが言えばくしゃくしゃの笑顔と輝く汗を感じる。その光景こそがWEST×フェスの相性の良さの原因かもしれない。相手が誰であれ、目の前にいる人を"愛したいんだ!"というド直球の意志をこちらに放り込んでくる。それが、先ほどの"魂を見せる覚悟"に繋がっているように思えたのだ。その裏にある、決して盤石ではない、震えるような、確かめるような脆い心を、より強い意志で差し出そうとしている。うーん、ロックだ…(?)

彼らもまた、私とおんなじで本当は弱くて自意識過剰になりがちな自分を痛いほど知っているのかもしれない。そんな自分を乗り越えるためのパワーを、そのままえいっとパフォーマンスに乗せているような気さえした。だからこんなに相手に届くんじゃないか。

加えて、そうした溢れる情熱をきちんと乗りこなせていることもまた、彼らの特筆すべきスキルだろう。つまり、しっかりとステージで発声し踊るという基本的な事項とちゃんと両立できている。感情に身を任せすぎず客観的にステージを作っていく、そういう泥臭さもきっとたくさんあるんだろうなぁ。さっきのええじゃないか@METROCK、中間くんの発声が安定しすぎていて感激なのだ…!グループの中ではうまさが目立つ方ではないのに、恐るべし…!(と言うか普段個人的に神ちゃん濱ちゃんの歌が好きすぎるだけなのであるが)

いよいよ尊敬の念が止まらないと同時に、こうして情けなくnoteを綴っている自分にも、まだ希望があるようにも思える。自分らしく居続けるためには、弱い自分のままちゃんと闘わなきゃ。

こうなるに至った彼らの軌跡をもっともっと知りたい…。沼りそう…。うっかりファンクラブに入りそう…。むぅ…。

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