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若林正恭『ナナメの夕暮れ』幸せに生きたい人へ

この本をどんな人におすすめしたいか考えてみた。

それはきっと、『生きづらさを乗り越えて幸せに生きていきたいと思っている人』
なんじゃないかと思う。

この本を読んだのは半年ほど前のこと。 
今でも反芻するほど、ためになった。
とても読みやすくて楽しく読めたし、
著者の思う、生きづらさ一つ一つにすごく共感した。

中でも、大変なのはみんな同じだと他人に言われて嫌になる、という部分。

私も、みんな同じならこんなに苦悩していないんだと言いたくなる。
『不器用』でまとめるのは違和感がある。

でもそれを理解してもらうのは難しいことだと自分に言い聞かせてきたから、本当に共感できた。


もう1つ共感したこと。

自称ネガティブで批判的な著者は、
『肯定ノート』というノートを作り
自分の好きなことを徹底的に書き出すことをしている。

それが、世の中を肯定できるようになって幸せに生きられることに繋がったということだった。

たしかに、思考がネガティブで批判的だと
朝起きた瞬間から1日を辛く感じがち。
これから嫌なこと辛いことが待っている
と思ってしまうから。

私も時間をかけて考えてみたら
好きなもの、自分にとって楽しいことが自分でたくさんわかっている方が、毎日が色濃くなると実感した。

自分の好きなもの・ことがよくわからない。
というのは、周りを優先してしまう優しい人にもあることかもしれない。とも思った。

この本を読んで強く感じたことは

私自身ずっと悩んできた、
HSPや発達障害や不安症や愛着障害など、自分にとっての生きづらさがあったとしても、
『自分がどうしたいのか』
が大事なんだということ。
それがわかったなら行動してみる。
そういう必要があるんだと納得できたのと
背中を押されたような気持ちになった。

自分のそもそものネガティブさや不器用さは変えられないとしても、

自分を理解できていること、目標があること、好きなものがあることが人生を楽しくしてくれるのかな。
視点が変わって、幸せに生きられる自分になっていけるのかもしれない。

そんなことを思いました。

まじめな感想になりましたが、文章が面白いのでクスッと笑える本でもあります。
気になった方はぜひ読んでみてください😊

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