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施策提言の解答は、理由・内容・効果のロジックを意識して書きましょう

2次試験問題では、診断士として経営者に施策を提案する際、
「なぜその施策を提案するのか」
「その施策を実行することでどのような効果があるのか」
を順序立てて説明できるかの能力が問われるとされております。

その理由として、経営者にその施策を実行・予算を割いていただくためには、その施策によって企業にどんなメリットがあるかを理解していただく必要があるからです。

では、どのようにしてその能力を解答文章に表すか。

私が実践したポイントは2つです。

1要素を20文字として、回答に各要素の数を数える。

2次試験の解答は、1行20文字で作成する小論文となっています。

そして、施策提案問題の場合は、およそ80文字〜160文字となっています。
そのような場合、解答文章に書く要素とロジックを以下のように組み立てる骨子を検討します。

80文字・・・「理由」→「施策」✖︎2セット または 「施策」→「効果」✖︎2セット
120文字・・・「理由」→「施策」✖︎3セット または 「施策」→「効果」✖︎3セット または 「大枠結論」→(「理由」→「施策」✖︎2セット)
160文字・・・「大枠結論」→(「理由」→「施策」✖︎2セット)→「経営課題」

このような骨子を基にして文章を作ることを習慣づけることで、読み手に読みやすい文章作りを意識せずに実践できることができます。

またもう一つのメリットとして、解答文章の文字数からあらかじめ解答に入れ込む要素の数の検討をつけることで、与件文から抜き出すキーワードの数に目安をつけることができ、解答プロセスの各工程の避ける時間配分のペースを意識しやすくなります

解答文章のどこかで必ず、経営課題を解決する

別記事でも記載しましたが、2次試験は事例企業様に提出する総合診断書を作成することをテーマとしています。

そして、事例企業様からヒアリングした与件文には必ず、その事例企業が目指すあるべき姿(=ToBe像)と、そのあるべき姿と現状とのギャップである「経営課題」が書かれています。

この経営課題の解決に向けて、具体的施策を提案することで、総合診断書がぐっと引き締まりますので、ぜひとも経営課題を解答文章の中に表し、ロジックをつなぐよう意識してみてください。

ではでは。

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